20240428 毒を抜く
学生時代の友人と会った。学生時代の、という枕詞はなんとも醜く感じる。そこに現在までの継続の含意があるかどうかが不明瞭だからだ。少なくとも私は、その不明瞭さに自覚的なときにそういう言い方をする。今も頻繁に連絡を取るような相手は「学生時代に知り合った友人」とか「学生の頃からの友人」とか言うだろう。かつての記憶がきっかけにすぎない人を表すのなら、そのほうが正確で、うれしい。
彼女たちは「学生時代の」友人だった。これまで最後に会ったのがいつだったかも正直はっきりしない。たぶん4,5