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投球障害肘治療に活かす肘関節の局所解剖(末梢神経を中心に)

C-I Baseball「トレーナーマニュアル」をご購読頂きありがとうございます。

■CIBのトレーナーマニュアルについて

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 チームトレーナー、育成年代への関わり、パフォーマンスについて

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【注目!👀】イベント告知

\\C-I Baseballフォーラム開催//

第1回C-I Baseballフォーラム「野球トレーナー・セラピストで繋ぐ輪」

C-I Baseballのテーマでもある「輪を広げる」活動としてフォーラムを開催します。
野球に関わるトレーナー・セラピストの方に参加して頂き、意見交換・ディスカッションをすることで最新の知見や新たな発見、皆さんの知識の向上になることを目指しております。
また、トレーナー・セラピスト一人の力では関われる選手の数に限りがあります。「輪」を広げることでより多くの選手やチームに関わることが出来ます。
関わる数が多くなればなるほど、怪我に苦しむ選手、パフォーマンスが上がらなくて悩む選手を救うことが出来ます。
皆さんも一緒に日本の野球選手を救っていきましょう。

第1回 C-I Baseballフォーラム概要
●開催日:2024年3月10日 日曜日
●時間:10:00〜16:00
●場所:東京工科大学 蒲田キャンパス
●参加費:一般4000円(早割3000円) 学生1000円
メインシンポジウム
「各ステージにおけるトレーナーとしての取り組み」
プロ野球、大学野球、高校野球トレーナーがそれぞれの現場での取り組みを紹介します。

参加ご希望の方はこちらのフォームよりご応募お願い致します。

\\一般演題大募集 あなたの経験を共有しよう!//

C-I Baseballフォーラムでは参加者の方からの「一般演題」を募集しています。
皆さん経験・知識・技術を共有しましょう!
輪を大きくしていきより良い野球界を一緒に作りましょう!!

募集内容
テーマ:「野球に関わるもの」どんな内容でもOKです!
     ①活動報告 ②研究発表 ③ケースレポート
エントリー方法:申込みフォームから演題タイトルを登録
抄録:1200字程度の抄録を提出
発表時間:10分程度
発表形態:スライドを表示しての発表



■はじめに

前置きが長くなりましたがここから今回の内容に入ります。

投球障害”肘”の病態に関しては、過去のNoteをご覧ください。


投球障害”肘”は、
肩関節の問題や肩甲胸郭関節の問題、全身の問題が波及して
肘関節へ負担をかけて障害がおこる、
被害者的な部分が多いかと思います。

例えば、投球時に矢状面上から見て
ダブルプレーンになっておると
肘関節へかかる負担が大きくなってしまいます。

左図がシングルプレーンといい、負担のかからない投げ方。
右図がダブルプレーンといい、負担のかかる投げ方。


ダブルプレーンは肘関節が外反ストレスをかけて
特に肘内側に大きな負担をかけます。

左図がシングルプレーン・右図がダブルプレーン


前額面上からでも
胸椎・胸郭の伸展が不足してしまうと
これも肘関節へ負担をかけます。

左図は、肘関節が過剰に屈曲してしまい
より負担をかけてしまう。


簡潔にいうだけでも
これだけ全身の問題があって、肘関節へ負担をかけます。

しかし、
しばらくの時間このように肘関節へ負担をかけ続けると
肘関節周囲筋へ負担がかかり、
可動域制限や筋出力が出にくくなることがあります。

そこで局所的な治療をしなくてはなりません。

肘関節周囲筋を中心としたケアは、下記の新海先生が書かれたNoteを参考に
セルフケアの方法を学んでいただけたらと思います。


今回は、
末梢神経を中心としたことを学び、
そこから治療へと発展していけると良いかと思います。


■肘関節に関与する末梢神経


肘関節に関連する末梢神経は
・筋皮神経(上腕二頭筋・上腕筋)
・腋窩神経(上腕三頭筋長頭)
・橈骨神経(上腕三頭筋)
・正中神経(前腕屈筋群)
・尺骨神経(上腕三頭筋短頭)
の5つになるかと思います。

それぞれ支配筋があり、
走行を理解しておくと筋のタイトネスや筋出力低下がある時、
感覚低下やしびれ痛みがある時に有効かと思います。


なぜ末梢神経をアプローチするかは
下記を参考にしてください。


しっかりと評価をしたうえで
神経に対するアプローチをする部分としては、
下記の円で色ついているところに対して徒手療法をしていきます。

理由としては下記からの各論部分を参考にしてください。



■筋皮神経(上腕二頭筋・上腕筋)

筋皮神経が支配する筋は
上腕二頭筋・上腕筋です。

|上腕二頭筋

まずは上腕二頭筋の絞扼部位として広く知られているのが
烏口腕筋の貫通部位かと思います。

※Guerri-Guttenberg RA, et al.: Classifying musculocutaneous nerve variations. Clin Anat. 2009 Sep;22(6):671-83. より引用改変




この部位で絞扼や圧迫が生じてしまうと
上腕二頭筋のタイトネスや筋力低下が生じてしまいます。

直接的に烏口腕筋や筋皮神経へ徒手療法をして
アプローチしていきます。

下記はエコーと徒手介入動画です。


|上腕筋

次に上腕筋のアプローチ部分です。

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【C-I Baseballトレーナーのトレーナーマニュアル】 投球障害肩・肘、腰痛、捻挫、肉離れ、下肢障害など野球におけるケガの関りを専門…

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