【ハーブ紹介】日本でも馴染み深いハーブ、シソの意外な効能
昨日は、私のオーストラリア移住記念日でした。
22年前にこの国に降り立ったときには、まさか自分がこんなに長く住むことになるなんて思っていもいませんでした。
美容院のお兄ちゃんに20年以上オーストラリアに住んでいるというと、
「成人してますねっ」て言われて一瞬意味がわからなかったのですが、
ああ、赤ちゃんが立派に成人するくらいの年月ってことなのだと数秒かかって理解しました。
いや〜、年月の流れの早い事。
自分の半生をほぼこの国で過ごしたことになります。
シドニーは気候も穏やか、自然もいっぱいですがそれなりに都会でもあり、住みやすい街だと思います。
公共機関が最悪とか、サービス適当とか、もちろんマイナスな部分を多々ありますが笑
住めば都。不便もすぐに慣れるものです。(たまにプチッときますが)
オーストラリアでは、地域をSuburb(日本でいう市町村みたいな感じ)に区画されていますが
シドニーの魅力の一つがこのサバーブの特色です。
サバーブごとに民族色が違いとても楽しいのです。
様々な国の本格的な料理が食べたい時は、その国の移民が多いサバーブを目指していくと大抵とても美味しいレストランが見つかります。
チャイナタウンみたな感じで、色々な国のバージョンがあるってイメージかな?
例えば、私が今住んでいる街はベトナム系移民が多く、本格ベトナム料理やベトナム系アジアンスーパーが多くあります。
行列ができるバインミーやベトナム風つけ麺ブンチャー、めっちゃ美味しいフォーなどなど。
考えただけでもよだれが〜。
料理に添えられるパクチーやミントといったフレッシュハーブがより味を引き立てています。
その中に、一際懐かしい味がするハーブが混じっています。
シソです。
日本の紫蘇とは少し違う気もするのですが、食べると味が一緒。(香りが薄い気がします)
アジアで広く使われているようですが日本人にとってもとても馴染みのあるハーブですよね!
前置きが長すぎましたが、今日はこのシソ(Perilla frutescens)についてです。
シソとは
東アジア原産のハーブです。
アジアの国々では(日本、インド、韓国など)とてもポピュラーなスパイスの一つです。
メディカルハーブでは種・葉・茎が使用されます。
実は今日シソについて書こうと思ったきっかけが
東のテツさんのこの記事を読んだことからでした。
シソについて、育て方、楽しみ方までとても詳しく知ることができます。
この記事を読んだら、育ててみよう!と思うこと間違いなし。
私もテツさんのマニュアルに習って育てながらシソを満喫してみようと思います。
メディカルハーブでシソといえば
シソがメディカルハーブの世界でも使われるようになったのは結構最近のことだと思います。
私の学校では習いませんでした。
ハーブの中には効能の幅が広いものもありますが、
シソはその反対。
シソといえば、抗アレルギー作用
アレルギー性の症状(特に粘液がたくさん出るアレルギー症状)に使われることが一番多いです。
とても特定されていますが
抗炎症作用もあるので、
アレルギー・過敏症
喘息
花粉症・アレルギー性鼻炎
鼻炎
アトピー性皮膚炎
などといったアレルギー性の症状に抜群の効果があります。
ケーススタディー
実は学生の頃、私はとてもひどいアレルギー性鼻炎に悩まされていました。
住んでいた家のカビが原因だったと思います。(築120年の古い家でカビ問題有)
ハーブと栄養学の勉強をして健康食品店でバイトもしていたので
様々なものを試してみましたが(食事療法からサプリなどなど)
あまり効果がありませんでした。
そんな中、職場で勧められたハーブをダメもとで試しみたところ
症状がかなり軽減しました。
様々なハーブが入っていたのですが、主成分が「ペリラ」
その時は知らないハーブだなぁと思って調べてみたら、実はシソだったのです。
ハーブのお陰でなんとかアレルギーも治りなんとかやり過ごせました。
その他の効能
*抗菌作用:歯周病
*抗糖尿病作用:糖尿病による神経障害
*抗癌作用:活性成分(Monoterpines)の癌への効果への研究などが進んでいる
*抗酸化作用
抗癌作用は、今後期待が寄せられる分野ですね!
注意事項
情報が少ないため、妊娠中はチンキの使用は避けましょう。
最後に
メディカルハーブではシソのチンキが使われるわけですが、
ふむ〜、これってシソをつけたお酒でも効果があるのでは!
なんて思ったりしてしまいました。
実際は飲酒量の方が多くなって効果はどうかはわかりませんが笑
花粉症の時は、どうせお酒を飲むなら紫蘇梅酒とかが良いかもしれないですね。(お酒飲まない方がいいですが!)
栄養満点、抗酸化作用や抗炎症作用も期待できるシソ
実はアレルギーにも使えるという
今日は少し違った視点で日本でも馴染みのハーブ紫蘇についてでした。
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