2023年振り返り
人生で一番濃かった1年。
しっかりと振り返りたくて、有給を取り、日帰りで師匠のいる岡崎へ行ってきた。
7年間、同じフォーマットで振り返りを続けている。
毎年以下のフォーマットで振り返りをしている。
https://careercompass.doda-x.jp/article/240/
自分の人生について客観的な視点から振り返る「問い」をもらえること。
他の人の人生から、自分の人生に対する新たな視点をもらえること。
色々な副反応がとても楽しくて、ずっと続けている。
そして私には師匠的な人がいる。
2017年の時には憧れだった存在。自分の3年ぐらい先を生きている気がする人。感覚や大切にしているものがとても似ている気がして、(最低でも)1年に1回は会いたくなる。この人のいる場では、正直に、カッコつけずに、きちんと振り返ろうって思える人。
2023年。出向、留学、復帰と人生で1番と言って良いほど濃い1年だった。
きちんと振り返りたいなと思っていた時に、師匠が移住先の岡崎で振り返り会を開くと知り、反射的に「出席します!」と返していた。
6時間以上かけて、たっぷりと振り返ったので、今の想いを文章に残しておきたいと思う。
参加者の皆さんとの対話の中で見えたこと
「できなかったことは?」
この1年間は本当に充実していて「すべてをやりきった!!!」というテンションでいたけれど、改めてフラットに「本当に全部できた?」と聞いてもらえたことで、自分が何を優先し、何を犠牲にし、この1年の成果を掴み取ってきたのかに気づくことができた。
自分の中で「できなかった」と「やらなかった」は大きな違いがある。
できなかったことは、やろうとしたけどできなかったこと。
やらなかったことは、最初からやらないと決めたこと。
この1年、出来なかったことはなかった。でも、やらなかったことはある。
例えば、超プライベートな話で言うと、妊活はしなかった。今となっては、別に妊娠なんてコントロールできる話でもないのだから、チャレンジしてみること自体はやったらよかったやん、と言うこともできるかもしれない。
でもやっぱり、1年という限られた時間をコミットするのにあたり、「妊娠」というコントロールが難しい目標を置き、心身ともに負担になることにチャレンジする覚悟は決められなかった。そんな余裕はなかった。
「二兎を追う」と言う覚悟を持つと決めた。
上記の問いの中で思い出した、この1年での大切な学び。
それは、「私は本当に二兎を追ってきたのだろうか」ということ。
高校時代から、部活をやる時には部活だけに専念し、勉強をする時には勉強だけに没頭した。目標を置き、それに集中して向き合う姿を、人は「ストイック」と呼んだ。
社会人になっても同じだった。
今回の話でも「仕事を頑張りたいから、プライベートなことは今年は置いておこう」と決めた。
でも、この1年間、「インパクトスタートアップ」について語ることが増えた。彼ら彼女らに向き合う中で、何度も使った言葉。
「社会的課題の解決と、経済成長を共に実現する」
まさに、インパクトスタートアップは二兎を追う存在。それはとても難しい。でも難しいからこそ、やる意味がある。
READYFOR自身がそう。ビジネスを通して社会的課題を解決する存在だと思い、それがやりたくて、READYFORに入社した。でも、READYFORで過ごす日々の中で、どこかで、「社会のためにいいことしてる(から、儲からなくてもしょうがない)」と思ってしまっていなかっただろうか、と改めて問い直した。
二兎を追うのはめちゃくちゃ難しい。その覚悟を決めるのはめちゃくちゃハードルが高い。でも、そう決めて向き合ってみるからこそ、新しい工夫が生まれ、実現に近づくのだとインパクトスタートアップの人たちを見ていて強く感じた。
今までは「ストイック」に1つの目標だけに集中し、何かを犠牲にして生きていた人生だったけれど、ここからの人生は、本当にやり遂げたいものは全部やり切る。二兎を本気で追いかける人生にしていきたい。
自分のエネルギー源は、予備校時代の先生の言葉。
高校3年生、予備校でお昼ご飯を食べながら歴史の資料集を見ていたとき、予備校の先生がやってきて、不意に私にこんな言葉をかけた。
「とみざわさんがこうやって勉強させてもらえてることは本当に恵まれてる。だから、あなたはしっかりと勉強して、将来、社会に還元できる人間になりなさい。」
この言葉が自分の根幹に今でもあるのだと思う。深く深く刻まれている。
1年間の出向生活でも、1か月の留学生活でも、「世界を平和にしたい」という夢が私を支えてくれた。
インパクトスタートアップが未来を変えると信じて走り続けた出向期間は、ミセスの「私は最強」を聴きながら、私がやっていることはみんなの願いなんだ、私がみんなを代表してやり切るんだと、自分を奮い立たせながら毎日オフィスへ向かった。
「世界」を目指して飛び出した留学生活中は、RADの祈跡を聴きながら、泣きながら、心を震わせて、自分を何度も奮い立たせた。
常に原点に戻り、自分が何のために生まれたのかを問い、未来を願い、今日死んでも後悔しないようにと今を本気で生きる。そんな刹那的な毎日を1年間歩み続けてこられたのは、あの時、あの先生から、あの言葉を贈ってもらえたからなんじゃないかなと思っている。
今年も本当に良い振り返りだった。
まだまだ書き続けられそうなのだけど、残念ながら東京に着いてしまったので、今日はこの辺りで終わりにしたいと思う。
まっくすさんの開いてくれる振り返りの会には、ちょっぴり変わっていて、でも自分を曝け出すことを厭わない、相手を尊重し、相手と向き合うことを楽しむ人たちがいつも集っている。
今回もそんな素敵な皆さんのおかげで、最強だった1年間を、もっともっと意味のあるものに変えてもらえた。
まだ今年は6日残ってる。
来年から頑張ろう、じゃなくて、明日からまた、毎日楽しく笑顔で生きていきたいと思います。
振り返りでお世話になった皆さん、この1年間お世話になった皆さん。
本当にありがとうございました!!!!!
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