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【仕事】常に社会人3年目の気持ちで

今日は、僕の仕事に対する心構えの一つを書こう思う。

私は、常に「社会人3年目の気持ち」で仕事をしようと心がけている。

先輩:「ヘッポコ(略)!お前の仕事の心構えは?」
僕:「常に社会人3年目の気持ちで仕事しています!」
みんな:「ドッ!笑」
上司:「おいおい~、かんべんしてくれよ~!笑」

ヘッポコ(略)と所属チームメンバとの会話

前述のやり取りは、僕のチームでは、ちょっとした"鉄板"になっている。

オモテ向きは冗談にしているが、実はマジでそう思っている。
僕にとって大事な一つのマインドである。

今日はそれを簡単に解説したい。


何故、社会人3年目?

以前、僕が書いたこの記事でも触れていますが、新卒で社会に出て3年目って、いわゆる"仕事を覚えて、ちょっぴり調子に乗り出す時期(会社批判やビジネスについての意見が言えるようになる。)"である。

”調子に乗る”これが凄く大事

僕も社会人になってから、なんだかんだ15年以上。
自然と周りが見えてくるようになり、仕事も守りに入りがち。

年々新しいことや変化に適応する第一歩目が―、なかなか出ない。

社会人3年目のときの、「仕事も覚えてきて、この会社でデッカイことやってやる!」と息巻いてたあの頃の自分では考えられない。

急に生物学的なこと言うと、人間含め生物は「ホメオスタシス(恒常性)」という機能を持つ。
カンタンに言っちゃうと、健康のために生体の状態が一定に保たれる、"変化が無い状態"を維持しようと行動してしまう。

そして、この変化が無い状態が保たれれば保たれるほど、新しいことを始めることが、ニガテになっていく。

私たち人間が生物である以上、本能に従った行動なので、至極普通なことなのだ。

しかし、ビジネスにおいては危険な状態であると言える。
外的要因の新しい流れについていけなくなるからだ。

これは僕の私見になるけど、同じ仕事を3年以上続けると、ホメオスタシス状態に陥りやすいと思っている。
既存の仕事への変化を嫌うようになるのだ。

ビジネスを取り巻く環境は常に変わっているにも関わらず、業務改善もせず、同じルーティンワークのみを行い、向上心が見えないオジサン社員

どこの会社にもいるけど、これは生物として至極まっとうな機能が働いた結果なのだ。

そうなりたくなければ、意識的に抗う必要がある。

その抗うために必要な言葉のトリガーが、僕は「社会人3年目の気持ちで仕事しています!」なのだ。

既存の仕事をマスターし、大きな新しい仕事に立ち向かいたいと思っていた3年目の自分の気持ちを忘れないように。

攻めるところは攻め、守るべきところは守る

前述のとおり、社会人3年目のマインドを語ったけど、本当に3年目のままでは当然ダメ。
それでは、最初に書いたタダの鉄板ギャグのままになっちゃう。

対外的にはネタになるから、それはイイんだけど。(笑

社会人3年目の調子に乗ってイケイケのマインドだけでは、考え無しにスタンドプレーで突っ込む人になってしまう。ただの迷惑野郎だ。(笑

新しい行動を起こすときは、まず以下のようなことを考え、理論武装し、他者に行動を批判されても怯まないように整えておく。(行動して批判を浴びても「うるせぇ、これを見ろ!」と言える懐刀を常に忍ばせておく。)

① 中長期的なスパンで費用対効果が得られるか。
 (目先の費用対効果では考えない。)

② コンプライアンス、セキュリティ上の重大なリスクがあるか。
 (=個人情報の流出リスクが上がるなど、その行動は組織にとって受容できないリスクを孕んでいるか。)

③ 定量的な効果測定ができるか。
 (=数字で効果を測ることができるか。)

④ 定性的な効果は、組織及び社会的な意義があるものか。
 (=社内目標やCSRに貢献できるか、乖離していないか。)

⑤ 新しい行動により、廃止できる既存の事業はあるか。
 (=事業及び業務”追加”の視点だけでなく、"廃止"ができるか。

ヘッポコ(略)の懐刀@A4パワポ1枚に纏めておき、邪魔が入ったら見せるのがコツ

そして、攻め(=新しい行動)をするときは、3年目マインドで自分を奮い立たせ、調子乗って攻めまくるのだ。(笑

前述の視点で考えた結果、攻めるべきではない(=行動すべきではない)という回答が出たのであれば、それは行動するべきではないし、社内の人が同じ行動をしようとするのであれば、それは自分の検討内容を助言のうえ、結論が変わらないなら止めるべきだ。
いわゆる「守り」。


「攻めるときは攻め、守るべきところは守る。」

自分の中で確かなロジック(行動の裏付け)を取り、攻める。守る。の使い分け。

攻めるときは、油断するとホメオスタシスが発動して、攻めが弱くなってしまいがちなので、意識して調子に乗り、自分を奮い立たせる。

守るときは、年々「やらない言い訳」は勝手に上手になるので、そのまま自然に。これもホメオスタシスですね。(笑


ビジネスにおいて、自分の中の「攻め」と「守り」のスイッチをうまく切り替えていくことが重要なのではないかー、
と私は思うワケであります。



と、いうことで・・・


僕:「常に社会人3年目の気持ちで仕事しています!」


うん。ヘッポコらしいセリフです。(笑

おわり。


P.S.
攻めるときー、新しいサービスや業務を設計するときは、以下の記事も是非参考にしてみてください♪


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