へのへのモヘンジョダロ

映画とマンガと旅と登山が好きです!

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最近の記事

宮崎映画と同時代を過ごせてよかった、小確幸のひとつとして

作家、村上春樹は幸せな人生を過ごすコツとして、小確幸(しょうかっこう)が大事だといっています。小さいけれど、確実に幸せを自分に与えてくれるもののリストをできるだけ長く持っている人が、幸せの人の定義であるそうです。つまり、コロッケを食べる、プラモデルをつくる、音楽を聴く、散歩をしながら夕日をみる、、、などなど日常の中の小さな幸せをたくさん持ちなさい、そうすれば幸せな人生を送ることができる、そう村上さんは言っていました。なるほど、人生の達人は言うことが違うなあ。 さて、改めて自

    • 呪いの物語を綴る人 宮崎駿

      皆さん、もし宮崎駿の映画に共通するものは何か?という質問を受けたら何を思い浮かべますか? 風の谷のナウシカ、崖の上のポニョ、などタイトルに「の」の字が入っている、これは大正解。少女が空を飛ぶシーンがある、これもきっと正解です。魔女の宅急便でキキは気持ちよさそうにほうき(途中からデッキブラシ)で空を飛んでいましたし、シータは飛行石の力で、千と千尋の神隠しでは、千は龍になったハクに乗って、風立ちぬでも(不本意ですが)菜緒子は空を飛んでゆきました。  または、物語は決まってボーイ

      • 風の谷のナウシカ、ラストカットの一考察

        久しぶりに映画、風の谷のナウシカを観ました。初めて観てから2,30年、何度も観てきたはずなのに、今回思わね大発見があったので報告します。 それはみなさんよくご存知の、おわりのワンカット。 ナウシカのゴーグルと木の芽、とおわりの文字。 巨匠宮崎駿はこの神話的物語のエッセンスをこのワンカットに濃縮して物語を総括していたのでした。 何を言っているかわかりませんよね。説明します。 物語をよく見た人ならご存知の通り、ここは風の谷の地下200メルテの井戸と同じ砂の、ナウシカが落ちた腐海