1月14日
日記と白鯨読み(上 145-148)
出社日。昼休みの食事を済ませた後に散歩をする。これまで会社の昼休みの散歩は決まったルートだったけど、それだと自分が好きな感じの散歩にならない。私が散歩が好きな理由のひとつは、歩いていく中で自分の習慣的な感覚に気づいて道のりや身体、視界の向きをわざわざ変えてみたり、ここは通ったことがない道だと思ったときにひるまずに迂回する、そういう見返りが得られるかわからないところにベットしていくような気持ちのあり方だと思う。とはいえ昼休みの時間の制約が、という気持ちがあったのも確かで、そこには私の偶然というものに対する緊張感が反射しているように思える。
偶然は怖い。でもやっぱり偶然は面白い。散歩が知らない曲がり道にカラダを晒すときはそのないまぜな感覚と合流することになる。
白鯨は引き続き街の牧師による説教で語られるヨナ書の注釈。ヨナの乗り込んだ船が史上はじめての密輸船だった、という記述が面白い。ヨナが船長と交渉し、金を前払いしたことで、貿易船は密輸船になった。そして海はその"邪悪な積み荷をこばむ"ことになる。
ここで週末の『物質と記憶』の勉強会のために白鯨は一旦お休み。日記は書く。
あと日付の表記をyyyy/mm/ddから何月何日の形式に変えてみた。日付を目で見たときのイメージの喚起され方に結構違いがあると思う。どっちがいいとかではなく。
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少しずつでも自分なりに考えをすすめて行きたいと思っています。
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