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僕とオードリー若林さんの教育論
僕はもう何年聞いているかわからないほどのリトルトゥース(オードリーオールナイトニッポンリスナー)だ。
彼らのラジオを聴くことが毎週の楽しみになっているし、落ち着いて聴くために、聴きながらできるような趣味を探しに行く。他の芸能人のラジオを全く聞かないわけではないが、オードリーさんはその中でも頭一つ抜けて面白い。
根本に、若林さんのファンであることが大きい。若林さんの性格や考え方は僕とすごく近いと感じる。会社の上司にも見た目以外の雰囲気が似ていると言われたことがある。
エッセイも全て購入させて頂いているし、出演の番組は全て録画している。
いつかの放送で、思わずイヤホンを外して驚いてしまった事がある。
相方春日さんへの教育論
出来ていないことを嘘でも褒める
「漫才合わせている時にね、もうちょっとセンターマイクに近づいて欲しいなって思う時があんのね。その時にこいつに言うんだけど」
「あー、今さ、センターマイクに近づいてやってくれたじゃん?それいい感じだからさ、もうちょっと近くでやってみようよ」
「…そうやって言うと、次の漫才からセンターマイクに近づいてやってくれるんだよね。んでこれ、さっきの時に」
「お前もっとセンターマイクに近づいてやってよ。って言うと、次からの漫才ではやってくれないんだよね。だから、出来ていなくても、出来て偉いみたいな言い方するようにすると良くなるって気づいた」
↑一言一句合っている訳ではないが、ご本人が仰っていた事は書けていると思う。
なぜ、この一連のやりとりに驚いたか
それは、若林さんの掲げる「出来ないことも嘘でも良いから褒めると伸びる」は、僕が仕事で関わる多くの学生アルバイトに用いている教育方法だからだ。
現在、飲食店で店長勤務をしている。お店で働いているのは20名弱の高校生・大学生の学生アルバイト。社会に出たことのない彼らとの仕事・教育は少し特殊だ。
コミュニケーションが主となる。アルバイトには辞める選択肢も大いに残されている中で、成長させていかなくてはならない。その時にベースとなるのがとにかく褒めることなのである。
接客でおすすめ力が乏しいスタッフがいた。自分がどうやったらおすすめが上手くいったか。接客の楽しさとは何か。お客様の立場になってみて。様々言ってみたことがあった。数か月後、そのスタッフは自ら退職した。
上司に相談した時、教えてもらったのがこの嘘でも褒めるという教育方法だった。
他のスタッフにやってみた。「○○ちゃんのおすすめが良いって本部になんかメールが行ったみたいだよ!ナイス!!!」みんなの前で、笑顔で言ってみた。数か月後、そのスタッフはお店の顔となるまでに成長した。誰もが認める店一番の接客レベルとなった。シフト希望の〇も増えた。
正直、本部にメールは行ってない。噓も方便という言葉の正確さがわかる。やり過ぎは禁物なのも要注意として自分に言い聞かせている。
最後に
”春日は、日本教育が生んだ最高傑作”
若林さんが日々のラジオでよく仰っている言葉だ。言われた事をやるだけ。でもそこには春日さんだからこその華がある。
アルバイトは学生で、社会経験も無いからこその出来る教育論なのかもしれないが、やはり人は褒められると成長する。
怒られたほうが~、の人も、その怒る対象から時々、褒められるからうれしいのでは無いかなと思う。
人と人、コミュニケーションとコミュニケーション。
どこまでも続いていく。やはり、どこまでも。
ミッフィーちゃん。
この後また、夢でお会いしましょう。アディオス。