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自立と依存 VOL.26 寺田ユースケ


■「日刊・寺田家」毎日ほっこり新発見。オンラインホームステイとは?

・障がいのことを知るには、当事者の家に遊びに行くのが一番。生まれつき脳性麻痺で「車イスホスト。」著者の寺田ユースケ、その妻、そして両親がエッセイを更新していきます。(更新頻度は、基本的に週に5記事です。)本人だけでなく家族の本音を知れるのが魅力です。
・月額定期購読は、寺田家に月に一度遊びに行く往復交通費を想定して600円です。(クレジットカード決済は初月無料です。)ご支援いただけると幸いです。
・月額定期購読(600円)としてご支援くださった方は、寺田家のfacebook非公開グループに招待致します。(希望者のみ)定期購読画面をスクリーンショットして、寺田ユースケにメッセージしてください。寺田ユースケfacebook→https://www.facebook.com/yusuke.terada.37

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こんばんは!!!今夜は寺田家 ユースケが更新します!!
(※この記事は事実上、全体公開しております。)

昨日の寺ママの記事。

やっぱり両親ってすごいなぁと思いました。

「車イスホスト。」を読んでくださった方はわかると思いますが、僕はずっと健常者と同じように活躍したいと考えて生きてきて、でもそれが出来ないんだって気が付いたのはつい最近のことです。

そこから、他人と比べても仕方ない、自分らしい生き方をしていこうと人生の舵を大きく切りました。

HELPUSH(ヘルプッシュ)車イスヒッチハイクの旅を始めるときの想いの一つに、「助けて」と気軽に言えなくなったというのがあります。

芸人・ホスト時代はみんなと同じように活躍したい!っていうが強くありまして、当時の自分のSNSを見ても「強がり」ばかりで「本音」が言えなかったんです。

障がいを価値に変えていくならば、強がらないと生きていけないような気がして。

身体が痛くても、痛くないと言っていたし。

ひとりで悩んでいる時も、弱い自分を見せたくなくて相談できなかったし。

でも、そんな生活を送っていたら疲れちゃったんです。

「本音」を言える相手がいないってすごくしんどいことだと思うんです。

「助けて」と言えないってすごく大変なことだと思うんです。

僕は障がいもあり、自分ひとりでは生きていけないので「助けて」と言えない環境にはもう耐えられなかったのだと思います。

きっと同じように気軽に助けてと言えず苦しんでいる人がいるかも知れない。

そんな想いもあって、

『すべての人が、気軽に「助けて」と言えて、気軽に「後押し」ができる世の中へ』がテーマのHELPUSH(ヘルプッシュ)の旅をスタートさせました。


旅に密着してくれた年配のディレクターさんの一言が印象的でした。

「最近はSNSで顔もわからない人と繋がれるようになったけど、隣に住んでいる知らない人に助けてって言えないもんなぁ。

俺が子どもの頃は、SNSも何もなかったけれど、隣に住んでる人によく助けてもらっていたけどね。

ヘルプッシュって時代をアップデートしているようで、良い意味で価値観を昔に戻す活動だよね!」

障がいがあって、人に頼らないと生きていけないからこそ、この時代の矛盾に気がつけたのかなと思うと、障がい者だからこそ気がつける社会の盲点のようなものはまだまだたくさんあると思います!!

(※この記事は事実上、全体公開しております。)

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