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玄米の美味しい焚き方

 僕はおおざっぱな人間だから、料理で面倒な事は極力必要がない限りしたくない。

 面倒くさがり屋だが、異常に神経質な一面もある。

 料理でいらない手間だと判断したら、僕はその手間を省く。
 自分のために作るカレーや肉じゃがは野菜とかを最初にいれて、煮えたら味付けをするくらい適当な料理方法をする事もある。(いれる順番は無視をする)

 さて、そんな僕も玄米の炊き方にはこだわりがある。

 そのこだわりとは、

玄米を24時間以上浸水

するという点だ。

 まずデメリットは一つだけ、すぐに食べられないのみだ。
 前日に玄米を浸水をするので準備が必要。(水につけたら放置するだけだが)

 僕はすぐに食べる事が出来ない事のみがデメリットと感じている。


 次にメリットの話だが、3つある。

 1つ目は、浸水時間が長いと柔らかく炊ける。それにより消化しやすくなると思う。そもそも玄米の消化しにくいのは、玄米が固いからもひとつの原因だと思う。(消化に関しては、胃腸が弱っていると起こりやすくなる場合もある)

 2つ目は、玄米の毒と言われているアブシジン酸という発芽毒が僕自身は怖いからだ。このアブシジン酸を無害化するのは、浸水時間が20時間あたりで無害化するらしい(専門家の話でばらつきがある)。
 まぁ特に気にする必要がないという意見も多いし、実際に8時間の浸水でも問題ないという人もいる。
 だが、僕は怖いので、1日浸水するだけでこの問題が消えるなら簡単な解決方法さ。

 3つ目は、浸水時間が長く、そして20時間くらいで水を変えるときに、もう一度軽く洗うので、臭みが少なくなり、匂いが軽減される気がする。
 実際に一度目に水を捨てた時は、水が少し濁っているので、その分匂いの軽減だと思う。


 浸水時間を長くする事で柔らかく炊く事が出来て、なおかつ匂いも少し軽減されているので食べやすい。

 ならば僕は玄米にかける手間はおしまない。

 ご飯は楽しく食べたいからね。

 後は土鍋で塩とにがりをいれて炊いたら、マジでうまい。玄米は火を止めて蒸らすので、玄米を焚く際にサツマイモを一緒にいれる事で、蒸しサツマイモも作れる。

 僕は添加物が苦手なので、自分で作る方が安心だ。だから、手軽な蒸しサツマイモとかかなり楽で美味しい。特に、土鍋で煮て、蒸らすのだから、サツマイモは黄色なり、甘みも増すし、玄米を焚くためにいれた塩もいい仕事をしている。

 やってみたら意外に簡単だ。
 逆に難しいというイメージからやらなければ、意外と簡単に出来るのに気がつかない。


最後に


 江戸時代に「江戸わずらい」という話がある。
 江戸わずらいというのは、白米の食べ過ぎで起きた、江戸の街特有の病気さ。
 だが、田舎に帰り、玄米を食べたら治ったという話。

 白米は癖が無くておいしいけど、精製されると胚芽に含まれる栄養素がなくなる。

 体質にあわない場合を除き、玄米は体に良いみたいだ。

 玄米には農薬が残留しやすいので、気になる人は無農薬玄米がおすすめだ。


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