「何をしたくてアメリカに来たの?」と言われて迷走した話
アメリカに留学しようと思ったのは
日本人同志で英語でディスカッションするのに
飽きてしまったから、が理由だった。
当時大学生だった私は
入学当初こそ
全く英語が話せなかったけど
単語力とリーディングでは
周りの学生に勝てないと早々に悟った私は
コミュニケーションに特化して
猛練習したおかげで
多分クラスの誰よりも
英語で言いたいことが言えるようになっていた。
そうすると
学校での授業がつまらなくなった。
自発的に質問する生徒は少ないし
ディスカッションでも
「わざとなの?」って聞きたくなるくらい
日本語っぽい英語で拙いコミュニケーションだった。
当時の私は
ネイティブとディスカッションで
対等に話せるくらいの英語力が欲しい!
と思っていたので
留学することにした。
留学先では
3人のルームメイトと住んだ。
3人とも
ナーシングメジャーで
看護師を目指している子たちだった。
私だけ留学生だったこともあって
いろんな面白い質問を
ルームメイトたちからされた。
彼らの好奇心がどこに向いているのか、と
質問されるのは結構楽しかったんだけど
一度だけ困ったことがある。
それがタイトルの
「Naoは何を学びたくて この大学に来たの?」
という質問だった。
ディスカッションで対等に話したい、という
私の当初の目的は
考えてみれば
留学生としての目標だった。
ルームメイトの彼らにしてみれば
私は同じ学校に通う普通の一生徒。
ある意味
すでに対等な土俵にいる相手として
みてくれていたのだと思う。
けど、そうなった時
「私は何をしたいのか」を見失った。
英語が話せる、というのは
彼らからしたら当然のことだった。
今思えば、
「英語を上達したい」も
歴とした「やりたいこと」なんだけども、
そうではなくて
私は、
英語は大前提として
何を学びたいのか?
がなかったことに対して
自分に衝撃を受けた。
そして、
大袈裟かもしれないけど
自分に失望した。笑
「何がやりたいのか?」
自分と向き合うことを意識し始めたのは
この頃からだったんだと思う。
ヒーリング・カウンセリングのご予約はこちら
時々、無料セッションも受け付けています!