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「学生のときと変わってないね〜」と言うのは褒めてないです、つまらないままかつまらなくなったかです

久しぶりに男友達と飲んだ。


会った感想はただひと言、「こいつ変わってないな」だった。


こいつ変わってないなっていうのは、学生時代の同級生なんだけどちょっとまわりと違うと思われたいとか自己顕示欲が強いとかがありがちなどこにでもいる普通の男の子で、将来は東京タワーがみえるマンションに住むんだといい土日は「学生時代の仲いいメンツ」とひたすら飲んでだらだらする生活を送り、居酒屋で座敷にとおされたら当たり前のように奥に座り込みノートパソコン開いて傍目にはわからない表グラフになにか打ち込んだかと思えば、じゃあそのあいだにトイレいこ〜つって戻ってきたらいつの間にか店のおかみさんと談笑していて、あれパソコンどこいった?残ってる仕事やっちゃうわ〜とか言ってカタカタ言わせてたのどうした?基本的にひとの話きかないで自分の言いたいことだけ喋ってたいして仲良くもないひとを「いっかい話せばみんな友達じゃん」とか抜かす、熱のある趣味もなければやりたいこともない、


そんな人と飲んで、わたしは、あまりのつまらなさに急ピッチでレモンサワーをしこたま飲んで酔っ払った。


この人はなにがしたいんだろう、べつに深い意味をもって人生を生きろなんて思わないけれど、どうしてこうもこの人といるとイラついてしまうんだろう、この人と同様、この人といる自分自身も嫌だ。


むかむかして、だけどそこに行くこと、いることを選んだのはわたしだから、そのときに時間を持っていたわたしだから、だからじゃあまあいいかあなんて、そういう選択をしたのであって、そんなわたしにも腹が立って、はやく酔っ払って楽しくなりたくて、相手のレモンサワーまでぐびぐび飲んで、簡単に酔っ払って、


2000円出して、わたしは、この人に対するイライラも自分に対するイライラも、ぜんぶ忘れて、だけどどうしようもなく無味乾燥で、なにこれと思いながら、


わたしが前にすきだったひとの話とかするし、その人が今なにをしてどんな新しい綺麗な彼女ができたとかいう話するし、そういうのも煩わしくて、ああわたしなにやってんだなんで過去の男と、おもしろくもない人とこんなどうでもいい夜を過ごさないといけないんだああそうかわたしが今暇だからだ暇じゃなかったら絶対にこんなところ来なかったわたしはお酒が飲みたいんじゃなくて好きな人とお酒を楽しく飲みたいんだ、と、


そう思ったら出した2000円がああ惜しい惜しいくるおしい惜しい狂おしいや、と、そいつなんだか自分なんだかを呪わずにいられないわけで。


おかしい。さんざん断り続けてきたのに、今になって、暇だからまあいいか、と軽い気持ちで承諾したのが間違いだった。わたしらしくない。ヘラヘラして、美味しくないお酒飲んでおもしろくもない全くピンとこない音楽聴かされて、なにこれなにこれなにこれ、わたしなにしてんだ?なんて、思うことをしたくないのに。


来週から忙しくなることが今朝わかって、ドキドキとワクワクしております。お金が欲しい。お金と時間とこころの余裕が欲しい。こころの余裕のために、まずは稼ごう。働こう。働くことで、わたしはわたしを取り戻せる気がする。

嬉しい!楽しい!だいすき!