見出し画像

海外で働く-料理人- 2 シンガポール

 こんにちは、Kです!前回の記事が長すぎて、昨日一人で笑ってました(棒読み)。さあ、早速今日は、国別に紹介!シンガポール!

 自分は本当に本当にラッキーで、大学時代に先生の実験台としてシンガポールに連れて行って貰ったんです!そもそも専攻は英語でもなく、文系でもなく、、、なぜか大学にクラス制度がありました(大学の大体のイメージの”他学科/学部との交流”とか、”時間割を自由に設定できる”とか実はありませんでした。泣)。そのため、担任教授がいたんですね。その先生も学部にも学科にも関係のない英語教員でした← 工業系だったので、英語とは無縁の人も多く、割と早い段階で先生と仲良くなりました(イェイ)。よく休み時間は、先生の研究室にお菓子貰いに行ってたなあ。爆

 シンガポールに行ったのは、大学2年の時。急に先生から呼び出しがあり、行かないー?とお誘いをいただき、もう即決でした。内容は先生の研究材料として現地でインターンシップをすること。条件は、働いている間は常にボイスレコーダーを着用し、一日中会話を録音するという、、、えー!w っというのも、経験ある方はいるんじゃないでしょうか?語学学校の授業(自分は行ったことがないのでよくわかりませんが)って結構ディスカッションが多い(?)みたいじゃないですか?ディスカッションって母国語でも難しいと思うんですね。だって、もうめちゃくちゃ考えるじゃないですか?それを言語化するって難しいんですよね。これを英語でとなると、準備なしでできる人なんかすごーく少ない気がします。なぜか?それは話す内容が明確ではないからです。例を挙げると、、、”携帯使うならiphoneかandroidどっち?”英語で議論してください、、、えーと、って絶対なると思うんです。仮に”機能性がこっちの方が優れているし、防水防塵性能が高いから!”って言いたいとしますよね?これすぐ英語で言える人って、少数ですよね?先生はそこに注目して、もっと実践的というか、具体性がある方が話せるようになるんじゃないのかな?という研究でした。例えば”人参はどう切ったらいいですか?”とか”牛乳はどれくらい入れたらいいですか?”とか。ちょっと話すキーワードが明確になると思いません?そしたら仮に英語が上手く話せなかったとしても、なんとなーく頑張れますよね、ディスカッションよりは?その実験台になりました。

 料理人を目指したのは大学在学中なので、このインターンシップは”料理<英語”でした。でも先生には、料理人を目指そうかなあと思ってるということも伝えていたので、気を遣ってくれて自分の興味があるケータリング(結婚式やパーティーイベントへの仕出し)会社を手配してくれました!それと先生のコネで北海道ラーメンのお店。計二箇所でインターンシップを一週間ずつ行いました。

 シンガポールは、近年で急激に発展したので、街全体がすごくイケイケ(←語彙力)。シンガポールといえば、マーライオン、マリーナベイサンズ、ユニバーサルスタジオ等々。アジアのハブでもあるので空港とかすごいですよね!人種はと言うと、中華系、マレー系、インド系などミックスなので、公用語も英語の他に三言語です。シンガポールの英語はシングリッシュと言われる独特なものです!(また別の記事で紹介するかもしれません)

 まずラーメン屋さんでの経験から。日本人のシェフ一名と残りは現地スタッフ。シンガポールにラーメン屋がオープンしたのも、この頃は珍しかったので、すごーく人気でした。仕事内容はお客さんからのオーダーを取る、料理を運ぶ、片付ける等。この頃の自分の英語力はと言うと、、、ダメでしたねw 自分高校3年(?)で英検2級は取得している(今思えばたまたま受かっただけw)のですが、別にすごくはないですよね?別に話せてたわけでもないし。わかってる風だったと言うか、、、だから全然ダメでしたね。それにプラスして自分人見知りなので、絶賛コミュ障が大全開!お客さんとのコミュニケーションが取れない取れないwww もう一人インターン生がいたのですが、彼はもうイケイケドンドンだったので、自分は空気でしたw

 シェフからお話を聞くこともできて、海外で仕事をすることなど貴重な話を聞くことができました。ただシェフは全て日本語でしたけど← スタッフのうちの一人が日本語を話せていたので、コミュニケーションはその人を通してしていました。が、やはり”ニュアンスが伝わらない”とか”なんとなくがミスに繋がる”など、海外で働くことの大変さがヒシヒシと伝わりました。

 次にケータリング会社。この会社はシンガポール内でも結構人気で知名度もあったと思います。仕事内容はキッチンで仕込み、パーティーに使う器や皿の準備、実際にパーティーで盛り付け。すごく貴重で良い経験になりました。実際に仕込みをしたと言うよりは、スタッフが仕込んだものをパーティーごとに数を数えて分ける、大量に仕込んだもののサイズをダウンするなどがメインでしたね。ある日仕事を終え、帰る準備を始めたら、シェフが声をかけてくれて”今夜実際にカクテルパーティーがあるから来る?”とのことでした。もちろん行きました。パーティーは高級家具屋のショーケースで行われ、実際に自分たちが働いていた時にテレビの取材が入っていたりしたので、クライアントはお偉いさん達だったのかな?ケータリングなので、仕込んだものをその場に持ち込み、盛り付けて提供するのが一般的です。ショーケースの隣を仮設キッチンとしてそこで主に盛り付けをしました。ガラス張りの一室だったので、クライアントも見えるし歩道にも面していたので、通行人が足を止めて”WOW!”と言ってるのが見えました。裏方が多い料理人ですが、こういう時に注目を浴びる、誇りを持って仕事ができるのって本当に最高ですよね!人に美味しいって言って貰えたり、幸せそうな顔を見れるのが料理人にとっては、とてつもなく嬉しいことです。なのでこの日はもう終始最高な気分でしたね。このような経験をさせて貰えるなんて、自分は超ラッキーです!だってこの頃はまだ調理学生でもなかったんですもん!

 で、今回は一人でインターンでした。そのためわからないことは、全て聞かなければいけない状況でした。シェフもスタッフもみんなすごく良くしてくれたのもあり、あんまり困ったことはなかったと思います。会話の内容も、”これはどこから持ってきたら良いか?”とか”何時までに終わらせた方がいいか”とか質問が明確だったので、わかってる風があまりなかったような気がします。

 シンガポールでのインターンシップは本当に貴重な経験となり、その後の人生にも大きな影響を与えたんじゃないかなと思います。海外で働くとなると結構ハードルが上がってしまって、ちょっと踏み込めない部分もあるかもしれません。が、インターンを受け入れているところも多くあり、なくても問い合わせてみたら意外とOKしてくれるところもあります。ちょっと自信ないなあなんて人でも挑戦しやすいんじゃないかなあと思います。インターンから就職に繋がるケースもあるかもしれないですしね!そんなこんなで、自分の初めての海外で働くはお試しのインターンシップから始まったのでした。

 まーた長くなってしまったwww 次回はオーストラリアです!

#海外在住 #カナダ #トロント #シンガポール #オーストラリア #メルボルン #ワーホリ #料理人 #調理 #製菓 #調理製菓専門 #ゲイ #海外 #英語 #北海道 #札幌 #海外生活


いいなと思ったら応援しよう!