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海外で働く-料理人- 9 カナダ

 こんにちは、Kです。カナダ編その2、今回はカナダの職場環境をメインに。

 今の職場は2019年5月から2020年3月まで働いていました。3月から今までは、コロナでロックダウンで一時解雇、ビザ申請が難航等の理由でまだ復帰できていません。トロントはまたロックダウンが延長になりました、、、(棒読み

 ここの職場は実に平和です。爆 オーストラリアのようなドラマはありませんが、過去にクビにされた人は4人ほどいます。カナダはある意味厳しいです。クビの理由は様々ですが、クビにされた人を見て言えることは2つでしょうか?

1つ目は、現状維持。

2つ目は、ハラスメント(嫌がらせ)。

 それぞれについて説明していきます。

 まず1つ目の現状維持から(これは特に上にいる役職の人の話)。仕事をする上で、結果を出すことはとても重要です。(が、私は結果よりも過程をとても大事にしますし、人のトレーニングする時もその人の過程を見て評価します。人によってスキルも性格もバラバラですよね?人によって努力の仕方や問題の解決方法が違うのは当たり前です。どう向き合うかがその人の成長に大きく関わると思っていますし、そこが重要だと思っているので自分は”結果<過程”派です)特に、海外では生き残りをかけて一生懸命働いている印象がありますね。これは、海外3ヶ国で働いた経験から感じたことでもあります。日本は、普通に仕事をしていれば、”いつシフトがなくなるか。いつクビにされるか。”みたいなプレッシャーってそんなに感じないと思います。これは、日本は雇って育てることに重点を置いているからで、海外は即戦力に重点に置いているからじゃないかなあと思います。

 別に”カナダではみんながみんな毎日必死になって上を目指して働いている”と言っているわけではありません。ただ現状維持は後退なんですね。常に改善を試みているかとかそういう努力が感じられない人は、追い抜かれたり、ポジションを代えられたりということがあります。厳密に言うと、クビにされたというよりも、”そのように仕向けて辞職させる”ですね。

 2つ目のハラスメント。これは厳しいです。というより、これが当たり前と言うか、こうでなければいけないと強く思います。ハラスメントと言えば、セクハラ、パワハラなどが一般的ですね。実際にはもっともっと多くのハラスメントが存在しています。他にもジェンダーハラスメント(LGBTQ差別、女のくせに〜男のくせに〜という発言)などがありますが、要は”不快、嫌がらせ”と感じれば、それはハラスメントとして成り立ちます。

 仕事をする理由は人によって様々だと思います。でも大体の人はまず生きるために稼がなければいけないから仕事をしますよね?だから、仕事をして結果を出して、お金さえ貰えればいいんではないでしょうか?就職して、たまたま同じ会社で同じ部署になった知らない人たちとでも、向かっているゴールは同じなんです。だからこの環境を乱す人、業務に支障をきたす行為は仕事をする上で、許されるべきではないというか。カナダでは、ハラスメントに対して適切な処理をする印象があります。問題があれば、すぐに人事部に連絡が入り、状況によっては、即クビもあり得ますし、注意を受けることもあります。だからすごく公平なんです。仕事の効率を考えた上で、下の人間が敢えて上司に何かすることはあっても、上下関係のせいで、”これはしちゃダメ。これはしていい。”みたいなのもないですね。だから掃除もみんなでやるんです。

 これってすごく良い職場の環境作りじゃないですか?せっかく腕があったり、アイディアが良かったりしても、上下関係のせいで発揮できないなんて本当に無駄なんです。日本にいた頃は”年齢が上、立場が上=偉い”みたいに勘違いしている人が多かったので、とてもやりづらかったですね。(真顔 日本も一刻も早くカナダ化を願います。

 キリが良いのでこれで終わります!次回はビザのことについて!


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