拝啓　未読無視をしている愛しの彼氏へ

拝啓　未読無視をしている愛しの彼氏へ（宇宙にでもいきました？）

何を理由に無視をされているのか皆目見当もつかない可愛い彼女から、愛（1割）といらつき（9割）の文章をおくりますね。なんたって未読ですから。まあ、このノートをあなたは知らないので、一方的なものですが。書きますね？（笑）

まず最初に、今起きているこの状況については必ず理由をおしえていただきたい。たとえ、お洒落なカフェで前に座ってる彼女の顔が般若のような顔だったとしても。（空気読んで能面くらいにはしてやるから）

次に、私のことをバカにしないでほしい。私は生粋の日本人で、本を読むのが好き。文章を書くのも割と好き。漢字も読める。言葉にしてくれれば、その状況に合わせて行動ができるくらいの思考は持ち合わせてる。その最初の言葉をきちんと伝える努力をしないのは、私をばかにしている。彼氏が大変な時期にメンヘラのようにかまってちゃんを発動させるほどのメンタルは持ち合わせてないし、そもそも、あなたがいなくても、私は穏やかで健康的な幸せな生活を送っていたので、精神的にもきちんと自立してると思ってる。

その次に、彼女になったからといって〝雑に扱ってもいいよ”という権利を渡したわけではありません。それは、お互いにそう。多少の慣れや安心感からくる緩みは許せます。むしろ、ウェルカムです。でもこれはだめだ。雑すぎる。私は私の事が大事なので、私がどんなにあなたのことを好きでも、雑に扱うならそばにいることは出来ません。タイムイズマネーです。

その次に、この状況の何が１番苦しいか想像できますか？あなたはもしかしたら、ほかにやりたいことがあって集中していて、何も感じていないでしょう。または、もうほかの女の尻を追っかけているのかもしれません。その間私は、あなたとの思い出と淡い期待を黒く塗りつぶし、消化し、周りの友人にこの状況を説明し、次へと気持ちを切り替えるというステップを、ひとつひとつしていかなければなりません。ええ、それはもう涙もでるくらい、しんどいです。占いまでしてみましたが、占いを信じ切れるほど素直ではないことにも気づかされました。付き合うまで手も握らず、告白してくれてOKを出した時に初めて手をつないだ、あの青春のような思い出も、黒く塗りつぶさないといけません。この報告をするとだいたい友人には「価値観って大切だよね」と言われます。なんですか？価値観って。そこってすり合わせていくものではないですか？もうそこの話し合いすらできないので、これが価値観が合わないということかと思ってます。（たぶんちがう）

最後に、別れの言葉くらいきちんと言いましょう。傷つけたくないとかいう優しさなのかもしれませんが、優しさの意味をはき違えています。それはあなたが誠実ではない証拠で、自分の事だけを考えているだけの話です。こちとら別れるかはっきりしてもらわねーと次いけねーんだよ。傷つくのが怖くて恋愛してられっか！！！と心の中のヤンキーが言ってます。（真面目に育ってきました。人を殴ったことはありません。）好きの反対は嫌いではなく無関心と以前聞いたことがあります。一度好きになった相手には誠実な態度でおわらせましょう。それがいい男です。正面から傷つけられた方が傷ははやく癒えます。

長ったらしいと思ったかもしれませんが、私的にはうまくまとめられたと思います。恋愛コラムみたいに、恋愛の方法！とかこんな男は捨てろとか、もうそういう記事で気分が下がるのはしんどいので、私は私を愛して生きていきます。いつか連絡がきたら、その顔をもう一度みて自分がなんて思うかが楽しみです。その時の気分で、どんな言葉でこの感情を伝えるのか、それとももう、伝えることすら価値がないと思うか。それも楽しみです。

女は涙を流しながら、たたかうので。弱さの象徴なんかじゃないので。肝に銘じておくように。（お前の前ではぜってー泣かねー）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　気が強い可愛い彼女より