いい歳した大人こそ「推し活」のススメ
学生時代に全く興味のなかったアイドルに、20代後半になって初めてハマっている。いや、もはや沼っている。我ながら呆れるほどに。
予定のない週末はYoutubeで動画を漁り、残業で疲れたはずの平日にも動画を観て夜更かし。コンサートがあればファンクラブ先行で応募し、ライブビューイングにも行ってしまう。
周りの友達に打ち明けると、生暖かい目でこちらを見てくる。みなさん、学生時代に沼った経験があるが一周回って今は落ち着いたらしい。
けれども私は声を大にして言いたい。
いい歳した大人だからこそ、沼を満喫できるのです!!!
<沼を満喫する上でいい歳した大人であるメリット>
メリット1: 財政面
学生時代に比べて自分で自由に使える軍資金が潤沢。無駄遣いしないよう慎重に、けれども悔いのないよう大胆に、散財できる。グッズしかり、コンサートしかり、地方・海外遠征しかり。
メリット2: 仕事のモチベーション
彼らは、大変なことや辛いことがあるだろうに、笑顔を振りまきファンに愛を注いでくる。彼らが限界突破しながら頑張る姿を見ていると、自分は座ってぬくぬくオフィスワークしているだけじゃないか、もっと頑張れるんじゃないか、と思える。
自分の好きなこと・やりたいことを仕事にした場合、仕事でつまづいた時に、心の拠り所がなくなって頑張れなくなることがある。でも、仕事は生きていくために(もちろん推し活にも)必要だから、頑張らないといけない。そんな時に、彼らは無条件に私を応援してくれる上に、とりあえず無心に仕事をするきっかけをくれる。私の大好きな先輩曰く「仕事は副業。本業はオタク。仕事はただの資金調達手段」。あっぱれ。
メリット3: 自己研鑽のモチベーション
②と似ているが、彼らのたゆまぬ努力と限界突破を見ていると、自分ももっと頑張れるんじゃないか、という気がしてくる。不思議なものです。
私はKーPOPにハマったため、推しが話している内容を通訳・字幕越しではなく直接に理解したくなって、韓国語の勉強を始めてしまった。これで推し活=自己研鑽という等式が成り立つ。時間を無為にしているという罪悪感もなくなる。
以上、いい歳した大人こそ推し活を満喫できるメリット3つでした。これが揃うと、仕事頑張れる→資金増える→推し活捗る→自己研鑽も頑張る→仕事で活かせる→資金増える→推し活捗る、という幸せな永久機関が完成します。
ただし、社会人なりの制約もあります。なんとなく周囲の目が気になるし、平日のコンサートには参戦しにくいし、一緒に推し活する友達(社会人)との予定は合いづらいし、推しを布教してもハマってくれる人は少ない気がするし。
けれども、これらの制約には社会人なりの対処方法がありますし、何よりメリットの方が大きい(QOLの根幹をなす)と個人的には思うのです。
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先週末は推しのコンサートに行って来ました。後ろから数えた方が早い席でしたが、ステージが思ったより近くて、何より推しが元気に笑顔でこの瞬間を過ごしていることを実感できて、胸がいっぱいになりました。
これからも応援しています。頑張りすぎず、体は大事にしてね。
私も、貴方たちに胸張って会えるように、頑張ります。