ぶったまげるほどおもしろい、大人の雰囲気恋愛ドラマアニメ「イエスタデイをうたって」全話感想

んんんーーーーーはろぉぉーーー!!!!!

yeah yeah yeah 1212
マイクテスマイクテス、あああ、ああ

聞こえてるーーーーーー??????

みんなーーーーー!!!!!!!

聞こえテール!!!!!!

なぁ、画面の前のお前。
一回今後ろ向いたよな。
全部お見通しだよ、こんちくしょう。

こっちは見えてっから!お前のこといつも監視してっから!

聞こえないフリしても、分かるからな。
全部聞けよ。

なんでかって?

全話おもろいからに決まってるやろ。

それではみなさまご唱和ください。



きたうじ、ふぁいと↑ーーー


おおーーーーーーーーー

イエスタデイをうたって第一話

 ええ、まず始まった第一話。わたくし見る前は、あらすじのところだけ見て、NHKにようこそ!みたいな内容かなと思っておりましたが、どうやら違うようです。
 まず第一話は主要メンバーの紹介です。
 みんなね、ああこれから全部で12話あるから第一話くらいは普通のおもしろさかと思ってない!?

 ちげえから!全然ちげえから。
 もう第一話見た瞬間から、全ての雰囲気アニメを過去にするほどの描画と音楽。そしてなんといっても、声優陣の演技も合わさったキャラクター達のリアリティ。

 人間がいます。そこに。本物の人間が。

 とにかくリアリティが半端じゃないです。

第二話

 第二話も登場人物の関係の話ですが、わたくしのメモに書いてあるのは、友人キャラがサイコーって書いてあります。てか、全員見たら分かります。全員見たら思います。
 
 こいつ良い友達だな、こんな友達欲しいな。

 いまだに名前を憶えていないすけど、バンドマンの友達が欲しくなります。

 あとこの辺から、このアニメ面白の域(おもしろ空間)に入っています。
 ほんと面白いアニメはですね、何が起こったか分かりません。いまなんとなくあらすじとかを見返してそういやこんな描写良かったなとか、思ってます、良いですか記憶は全員ぶっとびハンティングモンスターストライク。

第三話

 この話はかなりのお気に入りです。映画館に行くんだけどね、公衆電話のとこがね良いんですわ。公衆電話をね二回おんなじカットでやるんだよね、しかも魚住おまえ。バカ野郎!っつってね。ほんとにね、馬鹿野郎。みんなようやく、こいつはバカなんだなってわかったよね。良い意味で。
 そんで最後の赤信号!
 なんかわかんないけど、自分のメモのところで世界が赤信号って書いてあるわ。
 世界が進行を止めたっていうことなのかと思います(直球)

 

第四話

 この話でようやく、声優の花江さんが染みてきます。あと、タイトルのイエスタデイをうたっての意味が分かってきます。みんな過去を引きずって生活しているということ。

 どことは言わないけどね、どこどは言わないけど、ロウくんを兄みたいと肯定して、あなたみたいじゃないと否定するところ。なんか人間本来の悪意のない言葉っていうか、優しさがあるんだけど人は傷つくみたいな、理不尽さみたいなのが感じられて、とても染みます。リアリティが違います。本当に。
 ちなみに、このアニメを見ている時の顔はずっとにっこにこなんだけど、キャラに失礼かと思って自分の口を塞いでいます。
 なんか分かりづらいと思いますけど、事実なんで。

第五話

 この話では、わたくしすごいことに気づきました。ちょっとね、オタクすぎます。表現が。急に画面が不自然にブレるというか、動くシーンが出てきますけど、ちょっとね、あの動くシーンをよーく見ると、主人公の一人称って分かるんですけど、なんかそここだわる?!みたいな。動画工房さんが、萌えアニメで培ったこだわりみたいなのが見られてとても良いです。

 そして新キャラ、こいつめっちゃ良いキャラです。ほんとに。逆に主人公が馬鹿野郎です。
 新キャラね、この作品で3番目に好きです。なんでこの話も必然的にすきです。ちょっとこれ以上は楽しんでもらいたいけど、とにかく覚えてほしいのは「握手」ですね。握手は今後も出てきます。おそろく友達でいようという意味でこの作品では扱われています。

第六話

 この話、すっげぇ好きなセリフが出てきます。「思い出したくないということを思い出した」。こんなセリフ出てくる!!??ほんまに、センスが良すぎ。漫画版からあるのか分かんないのでこれから買って確認するんですけど、ディティールですよね。セリフ1つとってもしゃれてます。

 この回ではまた新キャラが出てくるわけだけど、そこでね、陸生がヒロイン達に対してそれぞれどう思っているのか分かってきます。この時点でのわたくしの陸生の評価は、過去に干渉する人だけに優しい人って感じです。なんか日本語が変ですけど、そう思います。

 そういや新キャラの詳細ですけど、このキャラもかなり好きです。というか、もう何話か出てたら、こいつが一番好きです。少しネタバレですけど、こいつ、柚原チカがピアノを続ける理由が分かるシーンをあっさりとやっちゃうこのアニメ。
 まんじか、おまい。普通のアニメならもうクライマックスに持ってくる内容をこんなD3GC(いともたやすく行われるすばらしい行為)があるんすか。
 イエスタデイをうたってでは、まだまだ序の口ってことですか。

 「いいか加減な私はどうやら、ピアノが好きみたいです」

 柚原チカの名前を心臓の裏に刻め。

 

第七話

 この話は結構セリフが全体的によかったです。まず初手の、しなこの「今日の仕事は今日のうちにやんないと」っていう過去にしがらみがある矛盾を抱えたセリフもよかったですし。
 明日っていつの明日だよてきなセリフもあって、なんかよかったっす(最上級の褒め)。
 
 あとここでね、陸生がさぁ、こいつ。コンビニバイトをやめるときさ、一瞬の回想ですましやがるんだよね。まぁ、後々陸生の可愛さって分かるんだけど、この時点ではくっそ馬鹿野郎です。
 

 そして、まだアニメを見たことが無い人からしたら初出の情報ですが、このアニメOPが無いです。すごくね?OPないんだよ。あのしっとりとした雰囲気を出すためにOP無しで始まるのすごくね。さらにさらにEDがこの回から変わってます。
 ちょ、え?!しかもはるちゃん歌ってんの?

 なんか心臓が震えました。誇張無しで。
 はるちゃん好き。

第八話

 なんかこの辺から、しなこの人間度がやばいです。暴れます。タイトルが「イノセントブルー」なんですけど、なんか意味が分かります。しなこの悪意のない邪悪さみたいな(良い意味で)。
 そして陸生は積極性を指摘されても、積極的に行かない感じが、人間らしくて良いです。

 一番の山場は、陸生がカメラ好きなんだなって気づくところですよね。でもそれのせいではるちゃんと交流が減っていきます。
 俺、はるちゃんすきなんだけど!!!!!もっと出して!!!

第九話

 友達でもなんでもよいからそばにいたいっつーことが、はるちゃんと同じ感情って気づくのを一瞬でやるオサレさ。
 もうね、止まんねーっす。このアニメ。
 そして、はるちゃんどうなっちゃうの??
 もうそこばっか気になります。もうはるちゃんはイエスタディの女になっちゃったの?
 なんかアニメのほうからはるちゃんの登場を減らしに来ててもう、ちょこれ終われます?
 わたくし一回何話までこのアニメあるか確認したもんね。え、終わんなくねって思って。
 あとはネタバレなんで言いません。タイトルの「クリスマス・キャロル」の意味をしらべたら祝歌ですって、んーーーなるほどーーー。


第十話

 とにかく見たくないっす。(ポジティブな褒め)こんな感情は初めてですね。面白すぎて、続きが見たくなくなるのは。
 なんかこの現状は満足できないけど、だからといって進むことを望んでも、良い方向に進むとは限らない。みたいな。

 はるちゃんがずっと切ないです。やっと会えたと思ったら、しなこにすでにもうね。だから、陸生がもうよせよなって、言ってきやがるんだよなぁ、馬鹿野郎。
 一回休憩入れましょう、みなさん。この戦いに勝つためには休憩が必要です。
 あと、EDが直球になっていました。どっちどっちどっちどっちどっちどっちどっちどっちおdっちdっちおddちおっちどっちおddちおどっち(肯定的か否定的か)

第十一話

 陸生がここで、初めて能動的に動きます。でも、いたしかたなく行っただけなのでちょいと違うかな。カフェに行ったのは本能的になのかな?
 すぐあとに、しなこと陸生にはるちゃんが出くわしてまいます。なんか荷物と心を持ち直しても、なんかひどく傷ついて見えて、こころが痛いです。
 これ本当に終わりますか?あと一話ってまーじ?
 今回初めて、はるちゃんの手料理が見れます。何回か、アイキャッチでサンドイッチとかは出てましたが、本編はチョコケーキ以来だと思います。

第十二話 遠回り

 無理やろ、終わらんやろ。えええええっえええっっええっえttっえっえtっえtぅてっtぇつーーーーーー

 

どんでんがえし


をはさみます。
そして握手の意味が分かります。
多くは語りません。

総評


 とにかく、音楽から作風から声優まで雰囲気が完全に統一されていて、パーフェクトです。とくに、一番良いのは、キャラが全員人間です。人間よりも人間です。普通の会話はよくするくせに、気恥ずかしい感情表現は態度で表すっていうまさに人間らしい行動をします。なにも物語シリーズみたいな一人称感情だだもれを否定しているわけではないのですが、なんかアニメキャラじゃなくて人間がいる、っということを伝えたい所存です。

 これは恋愛ドラマじゃないです。人間の人生の切り取りです。最後の最後まで、タイトルが肯定的なのか否定的なのか、分かんないです。
 なんか急にアバッキオの同僚のセリフを思い出したんで、ここに書いておきます。
「向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても、いつかはたどり着くだろう? 向かっているわけだからな……………違うかい?」
 遠回りしてでも、最後は良い方向に向かってるですよねぇ、過去にどんなことがあっても。

アニメを作ってくださって、世の中に届けていただきありがとうございます。

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