10月15日:あるもので勝負するという原則。
おはようございます。
好きな言葉は「手続きコスト」と「機会損失」。
ヘンテコな男へいなかこと安部です。
ということで今日は…
ICTとは真逆の僕の現場での工夫について書いてみます。
1)視覚に関するトレーニング
ビジョントレーニングという言葉がだいぶ市民権を得てきました。
円滑な眼球運動など視覚にまつわる様々な機能を強化するためのトレーニング。少年院でも5年前には実践報告が出ていたように記憶していますが、昨今、教育現場でも結構さかんに話題になっている。
言うまでもなく、人間が取り入れる情報の過半数は目から。臭いや音よりも目で見た景色・様子の方が行動選択に大きな影響力を持っている。
社会はそれを前提に作られているから、目の機能に支障があれば生活に大きな困難をきたすことになる。
動体視力や目で見た情報を処理する脳の機能など…視覚にまつわる機能は人間生活の基盤と言っても過言ではない。
そして
・視機能に困難のある人が結構いること
・トレーニング次第で改善が見られること
・改善によって生きづらさがかなり軽減すること
がわかってきた。
今書店に行けば、ビジョントレーニングに関する本が山程売られています。
アプリもある。
実に便利な世の中です。
ー・ー・ー・ー・ー・ー
2)ビジョントレーニングとしてのお手玉
本を開けば無数のワークシート。ネットには様々なトレーニング手法やそのためのアプリなどがたくさん。
でも…
僕はそれらのツールをほとんど使わない。
少年院では、ビジョントレーニングとしてお手玉をやらせてきた。そして一定程度効果はあったと思っている。
なぜお手玉だったのかといえば…
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放デイのスタッフをしながら、わが子の非行に悩む保護者からの相談に応じたり、教員等への研修などを行っています。記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。