タイ旅行実現への道(完結)
新年最初の投稿です、今年もよろしくお願いします。
友達と「タイへ行こう!」と言ってから数回に分けて記事を書いてきましたが今回が最後です、昨年末に行ってきました。
いろいろと経験したトラブルの概要と、可能な対処など、初めてタイに行く方にちょっとでも役立つと良いなと思い書いておきます。
またいつか「行こう!」と思った時に自分でも見返そうと思います。
ヘッダー画像はチャトチャックウィークエンドマーケットで撮影した推しのアクリルスタンドです。
入国時
同じ便で到着した人達とはぐれない
私と友人は羽田からANAの飛行機でタイのスワンナプーム国際空港へ行きました。スワンナプームでは着陸した飛行機からバスで建物の前に移動し、入国審査→荷物受取の順で手続きをしました。
ここで私と友人がやってしまったのが、同じ便で到着した人達からはぐれてしまった事。気づけばいろいろな便で到着した様々な国の人たちと共にイミグレーションの列に並んでいました。
ただ、これ自体に問題はありません。入国審査を受けて無事にゲートを通過できました。大変だったのはここからです…
ロストバゲージの危機
1時間近くイミグレに時間を要した私と友人は、恐らく同じ便だった人たちからかなり遅れて荷物受取のレーンに到着しました。レーンは閑散としており、待っている人もほぼいない…ロストしたか!?と震えながら空港スタッフに聞いて回りますがあっちに行って、こっちに行って、とたらい回しにされました。そこでHISに電話で相談。
一度は「1階に行ってくれ」と言われましたが、1階に行くにはEXITを通り抜けなければなりません。本当に行って良いのか不安で再度問い合わせると、スターエアー、及びタイ航空のカウンターで荷物の引換券を見せて聞いてみてほしい、との事。イミグレを出て向かって右奥(だったと思う)にあるカウンターで言われたようにすると、奥から私と友人のトランクが!
ANAとタイ航空、スターエアーは提携しているらしく、受取人不明の荷物を預かってくれていました。最初からそう言ってくれれば…と思いつつ漸くホテルに迎えました。
滞在時
駅券売機の動きが悪い
私たちはMRTとBTS、エアポートレイルリンクと言3つの路線の電車を使用しました。
特にMRTなのですが、券売機のタッチパネルの接触が良くなく、動きも遅い。ちょっとドキドキしますが有人の窓口があるのでそこで行先の駅名と欲しい枚数を伝えた方が簡単です。
私は一度、お金を入れたのに切符が出てこなかったことがありました、面倒なので諦めましたが。
ちなみに切符はMRT、エアポートレイルリンクは「トークン」と言うコイン型でBTSはカード型でした。トークンは通貨と同じような大きさなので失くさないか冷や冷やしました。
黒い物が多いようですが、たまに黄色いのも見かけました。
パスポートロスト
今回の旅の一番のトラブルはパスポートロストです。
詳しくは書きませんが、「まさか自分たちの身に起こるとは」と思っていた事態に身を置く事になりました。ロストが発覚した後の私たちの行動は以下の通りです。
ホテル最寄りの警察署に行き「紛失証明書」を発行してもらう。
※この際、「盗まれた」「○○(場所)で落とした」と言うとその場所の管轄の警察署へ行かされるため「どこで落としたか分からないが、紛失した」と言うのがベターだそう。多分国や地域によって大きく異なる。
↓
紛失証明書、パスポートサイズの写真2枚、日本国籍を証明できる書面を持ってルンピニにある在タイ日本大使館へ。
※同行者も入館時に提示を求められるのでパスポート必須
↓
帰国に必要な「渡航証」を発行してもらう。受け取りの際に発行手数料を支払う。
※発行には時間がかかる為、午前申請→午後受け取り、と言う感じ。
※手数料は日本円で定められた金額をバーツ換算した額。
こんな流れでした。
私たちは幸いにも日系のホテルに宿泊していたので支配人さんやスタッフさんにタイ語でメモを書いてもらい、それを警察署で提示して証明書発行に至りました。
また日本国籍を証明できる書類は戸籍謄本を使用したのですが、旅行の際に所持していない場合は家族や同居人に取得してもらい画像を送る事で発行ができるようです。その場合、帰国後に書類の原本を大使館宛に郵送する必要があります。
パスポート用の写真ですが、これが意外と用意するのが大変でした。
日本ではそこかしこにある写真機がないのです。
私たちはプロンポンの駅前のエムクオーティエと言う商業ビルの中にある「BigCamera」(あの量販店ではなく写真店)で撮影しました。
そして問題は手数料、こちらタイバーツでの支払いなんです。パスポートがなく手元にバーツもなく同行者もいない場合はどうするんだろう…私たちはお互いの所持金をかき集めて660バーツ支払えました。
友達は「パスポートがないのにバーツで支払えって、とんちじゃん」と言っていました、確かに。
同行者がいない場合には現地通貨を多めに用意しておく事、1人暮らしなど書面の取り寄せを頼める人がいない場合は戸籍謄本を持参するのが良いかと思います。
また出国の際に渡航書を出国審査で出すと、別場所へ呼ばれて手続きが必要です。その時に失くしたパスポートの旅券番号を書かされるのでどこかに書いておくか、パスポートのコピーを持っていると安心です。
ちなみに渡航書は厚紙1枚でパスポートの写真のページと入国証明のスタンプを押す場所がありました。帰国する為のみに使用でき、有効期限は極短く設定されています。
空港等では渡航書と紛失証明と大使館発行の書類の3つをセットで提示するよう言われました。
ホテルは「ソラリア西鉄ホテルバンコク」
今回私たちの旅で大大大正解だったホテル選び。
アソーク駅から直結と言う立地と全館日本語が通じると言う点で決めたのは「ソラリア西鉄ホテルバンコク」と言うホテルです。
行くと分かるのですがタイはバンコクと言えど道路事情が日本ほど良くないので、重いトランクを引いて歩くのが困難と言えます。
驚く事に歩道が急に途切れ、車道を歩かなくてはいけない場所もあります。
ソラリアはアソーク駅からスカイウォークで直結、地上に降りる事無くチェックイン可能で快適でした。
地下鉄のMRTスクンビット駅からも、ちょっと歩きますがガタガタな道路を通らずに行けます。
またパスポートロストの際は本当に親身になってくださり、警察署へ行く為のタクシーの手配やタイ語のメモの用意などお手伝い頂きました。
お陰で友人と一緒に無事に帰国することができて、感謝してもしきれません。
もしまたバンコクに行く機会があったら絶対また泊まります。
初めての渡タイで不安だな、と言う方にも爆裂オススメ、プランによってはお食事も付きますし1階には日本食レストラン「梅の花」、上階にはバーやジムもあるそうです。
泊まったお部屋の窓から見えた「ターミナル21」と言う商業ビルもスカイウォーク直結で、中にツルハドラッグもあるそうで何かあった時には助かると思います。ここのフードコートはとても有名です。
「オンザテーブル」と言うお店のドリンクは美味しかったです!
GMMTVSHOP
大使館で証明書申請して交付されるまでに時間があったので、GMMグラミーのビルに行ってきました。
夢にまで見た聖地!
本当は30階にあるショップに行こうと思っていましたが受付の女性がかなり冷たい対応で心がポッキリ折れてビル内のスタバへ避難。
スタバのお姉さんはめちゃくちゃ優しくて、カップにタイ文字で名前を書いてくれました。
ネット情報では9時だか10時にはショップオープンしているとあったのですが、「12時にオープンだから今は無理」と言われ困惑…よく調べてみるとグッズ購入方法も、ネットショップでチョイスした商品リストを係の人に見せる、と言う物らしく「またあのお姉さんと対峙してまで行く事ないか」と、柱の写真を撮影して帰って来ました。
何か事情があってあの日だけオープンが遅かったのか…分かりませんが買い物をするにはなかなかハードルが高いようです。
ロビーでは俳優さんの入り待ち出待ちのファンが沢山いたのですが、その場でクリスマスツリーを組み立てて、そこに推しの顔の飾りを付けているとても自由なファンもいました。
この旅で良かった事
ホテルのチョイスが大正解だった
先ほども書きましたが、「ソラリア西鉄ホテルバンコク」に泊まったことが何よりも良かった事です。
バンコクの中でも四つ星以上のホテルが集まっているアソーク、スクンビット周辺で探したのですが、全館日本語が通じてアクセスもこれ以上ないほど良い事が決め手になりました。
帰りの飛行機の出発時刻が現地時間で9時半頃だったのですが、出国審査で手間取ることを考え5時半頃の電車でスワンナプーム国際空港に向かいました。結果、チェックインできる時間のちょっと前に到着し安心して帰りの便に搭乗できました。
お土産でパンパンのトランクを引きずっていてもさっさと動けたのは神のような立地のお陰です。
めちゃくちゃ早く出発したし出国手続きはスムーズに行った方だと思いますが、それでも搭乗まで待ち時間もそんなにありませんでした。
早い便で帰る予定の方にも安心の立地でした。
グローバルWi-Fiレンタル
HISで旅行の申し込みをした際に、eチケットの控えと共に送られてきたチラシに掲載されていたグローバルWi-Fiをレンタルして行きました。
いくつかコースはありましたが一番人気の4G無制限プランにしました。
セット内容はWi-Fi本体、充電器、充電ケーブル、変換電源プラグ、アダプターで、ポーチにまとまっています。
受け取り拠点が多い事も売りみたいですが、私たちはネットで申し込みをしてカードで支払いも済ませ、羽田空港2階(到着ロビー階)で受け取りと返却をしました。
受け取りはカウンターで、申し込み時にメールで送られてくるQRコードを見せて受け取るだけです。その際簡単に使用方法と返却について説明してもらえますが、説明書もケースに入っています。
返却は受け取りと同じ場所の、返却用ポストに入れるだけ。機械音痴の私たちも簡単に使えて、変換プラグまで借りられて大満足です。
HISの特典として羽田空港での外貨両替もあります、旅慣れない私には有難いサービスでした。
楽しい思い出の数々
ここまでデカめのトラブルメインに書いてきましたが、もちろんトータルでは楽しい旅行でした。
街中には大好きなタイ俳優さんたちの広告があり、日本では売られていないドラマお馴染みのお菓子やドリンクがコンビニで買えます。
ウィークエンドマーケットでは細い路地をかき分けて進み、嗅ぎ薬の「ヤードム」専門店で買い物ができました。日本のドンキでも売っていますが輸入品なので結構高額です。日本にはないいろいろな種類のヤードムを一気に見る事が出来ました。
大好きなドラマの撮影現場の森林公園まではホテルから徒歩で行く事ができました。
とは言え結構ガタガタ道を行くので、時間と体力に余裕があれば、ですが。広大な面積の湿地帯の上にスカイウォークが張り巡らされており、大学のガウンを羽織った卒業生が記念撮影をしていました。
友達は大好きな俳優さんが経営しているお店でアイスとケーキを食べる事が出来て大層喜んでいました。
現地でしか行けない場所や見られない景色、食べられない物など、楽しい思い出も沢山できました。
30℃を超える気温、日本の3倍とも言われる紫外線を浴びて歩いて地下道に潜った途端にクリスマスソングが流れていて友人と2人自律神経がどうにかなりそうだったのも、今や良い思い出です。
やっぱり難しいタイ語
どの言語もそうですが、「ちょっとやってみようかな」で習得できるものではありません。承知の上ですが基本的な事はタイ語で伝えたいなと思っていました。
しかしそこは観光客の多いバンコク、ほとんど中学生レベルの片言英語で伝わりました。足りない部分はスマホの翻訳を使用すればあまり困る事はありません。
一度部屋にいた時にベッドメイキングの方が来た事があり、その時咄嗟にタイ語で謝ったらお掃除の方がニコっと笑って「マイペンライカー!」と言ってくださいました。
通じた!発音が正しいとは思えませんが何とかくみ取ってくださった!
この度で沢山タイ語を聞いて、語尾の「カー」だけ発音が上手くなったね、と友達に褒められました。
新たな目標
この記事を書いているのは帰国して大分経過した2024年1月なのですが、時間の経過と共に現地で見た光景がパズルが組み上がっていくようにどんどん思い出されています。
特にウィークエンドマーケットで目にした様々なタイ雑貨、もっと買って来れば良かったなと後悔しています。
持ち歩けるフレグランスチャームやタイの食堂ではお馴染み(らしい)鶏の絵が描かれている食器、ちょっと妖しめのキャラクターグッズなど、何故あの時スルーしてしまったのだろう、と悔やまれます。
次回タイに行く事が出来たらタイ雑貨を仕入れて販売できる場所を作りたいなと言う目標ができました。
最後に
2、3年越しの憧れの国、タイは想像通りだった部分も想像以上だった部分も「まさか」の事態もありましたが、実際に降り立つことができて良かったです。
諸々のトラブルがあったとしても、トータルで楽しい旅になりました。
これにて私のタイ旅行への道は一旦終了です。
もしも次に行く事があれば、記事を見返して万全の態勢で行こうと思います。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。