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新しいターゲティング手法「〇〇界隈」

ブランディングの戦略策定において、ターゲティングは超スーパー大事な中核要素です。

以前であれば「20歳女子」みたいなざっくりとしたターゲット設定が可能でしたが、現在のように趣味趣向が細かく分かれてしまうと、大きな括りでは刺さる施策が打ちにくくなっています。

そこで出てきたのが「界隈消費」と言う考え方です。

例えば、アパレルのWEGOは「アニメ好き界隈」「限界JK界隈」「オタク界隈」「ダンサー界隈」「地雷界隈」等々「界隈」でターゲットを区切り、それぞれに深く刺さるコミュニケーションをとっています。

大衆消費社会から大衆消滅社会にシフトした現代、今後は益々細分化されたターゲティングが必須になってくると思います。

ただ一方でこんなに「界隈」で細分化してしまうとブランドがバラバラになってしまうのでは?と言う疑問も出てきますが、その通りで、その複数の界隈を横串でぶっさす何かが必要になります。

それが企業理念でいうところの「ミッション」になるはずです。

それぞれの界隈に提供するプロダクトは異なるけど、その手段を通じて達成したい目的(例えば、服を通じて"私が大切になる"を実現する、とか)は共通しているはずですし、それが事業の目的、ミッションに当たります。

企業理念と戦略をリンクさせる理由はこんなところにもあるんです。

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