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スイス在住ハイジの勧める世界一のスイスチョコレート

Hoi Zäme, ハイジです。

スイスと言えば、「スイスチョコレート」
スイス人の年間チョコレート消費量は世界一!

私のスイス人夫ペーターは、いつでもどこでもおやつ、デザートは、チョコレートもしくはチョコレート味しか食べない無類のチョコレート好きです。

そもそもなぜスイスチョコレートは有名なのか?

そもそもなぜカカオの木が生えている訳でもないスイスでチョコレートが有名なのか?

苦くてザラザラしていた飲み物だったチョコレートをなめらかで固形にしたり、ミルクチョコレートを発明したのがスイスだからです。

ちなみに詳しいスイスチョコレートの歴史はこちら。

当初様々なスイスチョコレートを私の印象と併せてご紹介しようと思っていたのですが、我が家が1番好きなSprüngli(シュプルングリ)だけでけっこう長くなったので、まずは1番のお気に入りSprüngli(シュプルングリ)の楽しみ方をご紹介します!

Sprüngli(シュプルングリ)

我が家のダントツ1番大好きなスイスチョコレートは、こちらのSprüngli(シュプルングリ)です。
正式にはConfiserie Sprüngli(コンフィズリー・シュプルングリ)という名前で、創業1836年。
現在まで約180年間、6代続く家族経営の会社です。
ちなみに会社の名前は、「Lindt & Sprüngli」(リンツアンドシュプルングリ)。
日本でも人気のLindt(リンツ)と同じ会社で、Sprüngliが高級ライン、Lindtが一般向けというブランド分けですね。
(※厳密には、兄弟で暖簾分けという感じ)

Sprüngliは、チョコレートだけでなく、食事も含め、最高の素材、フェアトレードによる天然資源にこだわり、最高品質を提供している会社で、スイスを代表するチョコレートの中でも最高峰として、航空会社スイスインターナショナルエアラインズとも提携し、機内で味わうこともできる正真正銘のスイスを代表する企業です。

スイス人夫ペーター曰く、

「この美味しさがわからない奴は、味覚がどうかしている」

とまで言い放つ(失礼すぎ笑)Sprüngliですが、案外子供の好みそうな商品から、高品質で少量を楽しみたい大人向け商品まで幅広く販売されています。

Luxemburgerli (ルクセンブルゲリ)

こちらでは、Luxemburgerli(ルクセンブルゲリ)と呼ばれる小さなマカロンも有名なのですが、Ladurée(ラデュレ)等、フランスの大きなマカロンより甘さ控えめ、中身がふわふわで、消費期限が短いのが難ですが、とても美味しいです。

Luxemburgerli(ルクセンブルゲリ)
参照:https://www.spruengli.ch

通年いつでも購入できる味の他に、季節限定の味もあり、私はクリスマスシーズン限定の「Chräbeli」というスイスで伝統的にクリスマスシーズンに食べられるアニスというハーブのクッキーを再現した味がお勧めです。

スイスのクリスマス定番Chräbeli
参照:https://bettybossi.ch

他の味と違って、日本で食べたことのない独特な味で、このChräbeliというクッキー自体もクリスマスシーズンしか見かけず、スイスの義母と一緒に作ったこともあるのですが、めちゃくちゃ手間のかかるクッキーなので、特別感とクリスマスが近づいてきたなぁと感じる一品です。
SprüngliのLuxemburgerliは、Chräbeliの味をよく再現されていて、好き嫌いの別れる味だとは思いますが、日本では食べられない特別な味なので、本当にお勧め。私は大好きです。

チューリッヒのSprüngli本店で朝食

Sprüngliは、駅構内やチューリッヒ空港等、様々なアクセスしやすい場所に店舗を構えているのですが、チューリッヒのParadeplatzにある本店での朝食をお勧めしたいですね。

暖かい時期は外に座席が準備され、路面電車の目の前で食事をすることができます。
私はいつも紫外線を恐れていますが、欧米人は太陽の光が大好きなので、この外の席はいつも争奪戦です。笑
我が家はこちらの朝食が好きで、定期的に食べに行き、母がスイスに来た時にも連れて行きました。
私は毎回その時の気分で食べたいものを頼んでいますが、最近美味しかったのは、アボカドブレッドですね。

また食べたいのに名前の思い出せないアボカドブレッド

ペーターは、だいたいスイスの朝食の定番Müesli(ミューズリー)が含まれるものを選ぶことが多いです。

Müesli(ミューズリー)

スイスで、スイス人の伝統的な朝食を召し上がってみたい方にもお勧めです。

王道のケーキ

通年を通して人気なのは、チョコレート屋さんだけあって、トリュフケーキだと思うのですが、私は毎回極力色々食べてみることにしています。
最近食べたのは、Schwarzwäldと名付けられたチョコレートとチェリーのケーキで私はトリュフケーキよりも好きかもしれないなぁと思いました。

Schwarzwäld

また、秋から冬にかけて販売されるVermissel(フェルミッセル)と呼ばれるスイス版のモンブランも大好きで、毎年販売されるのを楽しみにしています。
私は元々スポンジケーキ自体があまり好きではないのですが、Sprüngliで販売されているケーキは、全体的にあまりスポンジが含まれていない商品が多いところも気に入っています。

意外と手頃な軽食

Sprüngliにはチョコレートやケーキだけでなく、サンドウィッチ等の軽食も販売しています。
他の商品は高級ラインだけあって、全体的に高いのですが、サンドウィッチの品質は前述の通り良いのに、スーパーで販売されている手作りサンドウィッチと販売価格がほとんど変わらないので、旅行中スイスの外食が高過ぎて、ちょっとスーパーで軽食を買い、セーブしたいと考えている方には、是非Sprüngliで軽食を買うことをお勧めします。
(※ちなみに工場生産のサンドウィッチは、もちろんスーパーで買う方が安いです。)

Sprüngliでの注意点

前述したチューリッヒのParadeplatzにあるSprüngli本店は、2024 年4月15日から2024年秋頃(予定)まで2階(※日本の数え方で2階、スイスの数え方で1階)のレストランフロアが改装で閉まります。
それに伴って座席数が大幅に減りますので、注意が必要です。
また、ケーキ等は平均して持ち帰りは1個7CHFですが、レストランで食べると9.50CHFと割高になります。(2024年4月現在)

まとめ

我が家はお誕生日、友人宅へのお土産、何でもない日でも機会があれば、よく使うSprüngliですが、スイスでは本当に人気があって、私達も1番好きです。
毎回色々食べてみて、もちろんすべてのメニューが私の個人的な口に合った訳ではありませんが、欧米でよくある激甘ケーキやチョコレートとは異なり、全体的に程よい塩梅ですし、同じグループのLindtよりも大人向けの商品がたくさんあるので、量より質を好まれる方やプレゼントにもお勧めです。
日本では常設販売されていないので、スイスにいらっしゃる機会があれば、是非一度は召し上がってみて下さい!

参考資料

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