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短編小説|イケメン特殊部隊「112th CSF」活動記

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短編/ライト/アクションコメディ/完結済(読了に約2時間必要)1話目はこちら→https://x.gd/CbQpIZ(note内) 【あらすじ】 未知の魔物が跋扈(ばっこ)する…
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#コメディ

短編|アクションコメディ|それぞれの正念場 隊長指揮下の天真爛漫組の場合-22-

 端末で位置を確認しながら全速力で駆けて、ノーチェら三人は二体のグリュプスの元に戻った。…

市井へい
2か月前
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短編|アクションコメディ|一刻も早く勝ちたい! 原色組の場合-11-

 鎖を巻きとる手をとめて、険をひそめた金色の愛らしい瞳がきょとんとロッソを見上げる。  …

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|一刻も早く勝ちたい! 原色組の場合-10-

 ノーチェの対敵報告にアズールは低い声でいつもどおり短く答えた。 「向こうの方が先だった…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|汚れる前に勝て! 班長組の場合-9-

 対敵したノーチェはアズール班にその旨を告げて音声通信を切り、ホルスターから銃を抜いた。…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|日本茶と炭酸でティータイムを -7-

 三人が食堂の椅子に座っていると、姿を現したのは千歳とミルティッロの年長組のふたりだった…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|日本茶と炭酸でティータイムを -6-

「ロッソ~!」  愛らしい声とともに、突如自身の体に降ってきた重みに驚いてロッソは目を開…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|ミルティッロ班の場合 -4-

「ああん、もう! すばしっこくて腹立つなぁ!」  ジネストゥラは両手で柄を握ってぶんと鎖大鎌を振った。  死神を彷彿とさせる三日月型の大きな刃が、今まさに跳躍してふたりに襲いかかろうとしていた魔物を牽制する。  金色の髪に同色の大きな瞳。  愛らしい容姿とは裏腹に、その手に握られている不気味に黒光りする柄は小柄なジネストゥラの背丈よりも長く、その先についた刃は顔よりもずっと大きい。さらに、柄尻に取り付けられた鎖の先には彼の足よりも大きい分銅がついている。 「いくらパター

短編|アクションコメディ|チトセ班の場合 -3-

 千歳は滑るように前進すると、魔物の後ろ脚を狙ってクローグローブを繰り出した。脚を狙うの…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|索敵中は無駄口をご遠慮ください -1-

 鉛色の空。  外壁がはがれ落ち、下の骨組みと建築材があらわになったビル群。  ところどこ…

市井へい
3か月前