マガジンのカバー画像

短編小説|イケメン特殊部隊「112th CSF」活動記

25
短編/ライト/アクションコメディ/完結済(読了に約2時間必要)1話目はこちら→https://x.gd/CbQpIZ(note内) 【あらすじ】 未知の魔物が跋扈(ばっこ)する…
運営しているクリエイター

#完結済み

短編|アクションコメディ|一刻も早く勝ちたい! 原色組の場合-10-

 ノーチェの対敵報告にアズールは低い声でいつもどおり短く答えた。 「向こうの方が先だった…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|汚れる前に勝て! 班長組の場合-9-

 対敵したノーチェはアズール班にその旨を告げて音声通信を切り、ホルスターから銃を抜いた。…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|原色組と班長組-8-

 ブリーフィングルームに入るなりノーチェはモニターを見ながら詳細を、と短く問う。 「ヒッ…

市井へい
2か月前

短編|アクションコメディ|日本茶と炭酸でティータイムを -6-

「ロッソ~!」  愛らしい声とともに、突如自身の体に降ってきた重みに驚いてロッソは目を開…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|イケメンなのでかっこよく任務完了……の、はず -5-

 千歳にコンタクトを取るために端末を開いたとき、ちょうど彼からのメッセージを受信したノー…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|ミルティッロ班の場合 -4-

「ああん、もう! すばしっこくて腹立つなぁ!」  ジネストゥラは両手で柄を握ってぶんと鎖…

市井へい
3か月前

短編|アクションコメディ|チトセ班の場合 -3-

 千歳は滑るように前進すると、魔物の後ろ脚を狙ってクローグローブを繰り出した。脚を狙うのは機動力を削ぎ、ロッソの大斧で捉えやすくするためだ。  左手のクローが堅い獣毛に覆われた魔物の肉に食い込み、切り裂く。  蹴り上げようとする魔物の脚を舞踏のような優美なステップで避け、体を反転させて今度は右手を繰り出す。  歯がむずがゆくなるような不快な音がして、予期せぬ感触が右手に走った。 「ロッソ! 待ってください!」  とっさに赤髪の青年の名を呼ぶ。    一同で一番背の高い

短編|アクションコメディ| ノーチェ班の場合 -2-

 ノーチェは両手でハンドガンを構え、立て続けに引き金を三回引いた。  その弾道を目で追っ…

市井へい
3か月前