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マフィア映画に学ぶ
フィクサーや相談役など
謎の役職が世の中にはあります。
「パイプ」と呼ばれるものは、頼みごとの貸し借り=利害関係が調整できるという意味だと思うのですが、私はそれらが直感的に分からないほうなので、マフィア映画から学べることは多いです。
たとえば
社会的地位とは、評判/金/暴力のことである
▶️ 法律を破っても逮捕されない(=権力)
▶️ 物の値段は変わる。強い人間はタダでもらえる
弱い人間は高いお金を払う(or 売ってもらえない)
▶️ 従わない者に制裁を与えることができる
→殴る、器物損害、精神的な追い込み、権利を奪う
『ゴッドファーザー』 Part1-3
彼らが人に「頼みごと」をするときの方法がたくさん出てきます。
・映画プロデューサー
ベッドに馬の生首を置かれる。
その馬は60万ドルで購入した自分の競走馬(種馬)である
・上院議員
起きたら売春婦が自分の隣で死んでおり、駆けつけたマフィアが死体の処理に手を貸す。もちろん議員が殺したわけではないのだが、言い逃れ出来ない状況になってしまったため、彼らの言いなりにならざるを得ない。
・アパートの大家
ある住人を追い出さないように話をする。
「この辺りで俺について聞け」と伝え、(おそらく)暴力や殺しの噂を聞いた結果、大家は自主的に妥協し、家賃を下げるとまで言ってくる。
『ザ・ペンギン』
組織というのは難しく
金や待遇だけでは、十分にメンバーをまとめることはできません。
「軽く見られた」と感じた人は、裏切る機会を辛抱強く待っています
また、家族から尊敬されない(尊敬するフリをしてもらえない)男は、ボスとしても弱いと判断されるようです。
ペンギンは自分の強みを
「無敵の人であること」「大切なものを持たない」
ことだと自負しており、ラストの展開は非常に印象的なものがありました。
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