うん、これが「マレーシアカレー」かも?!
ずっと「マレーシアのカレーって一体何だろう?」って幾分すっきりせずに過ごしてきています。カレーのように世界標準の料理は、インド(周辺)をオリジンとして、各国で「現地化」が進んできているものだと思います。
そしてマレーシアでは、キーワードが「東南アジアハーブ」と「ココナッツミルク」なのでしょうが、多少のレシピを参考にしながら自分で作ってみると、「タイのグリーンカレー」になってしまう。
たぶん私自身にグリーンカレーのイメージが強いのと、バイマックルー(こぶみかんの葉。存在感強し)に引っ張られたのかもしれません。
マレーシアVSタイをやり始めると深みにハマりすぎそうなので適当にしますが、マレーシアの特徴として「南インドからの影響が強い」ところだと思い、定義付けとしまして「南インドのカレーとマレーシアのハーブテイストを融合」というところでどうでしょうか!
娘が以前から主だったスパイスは揃えてくれています。集合!!
インドカレーの核となるスパイスは、クミン、コリアンダー、ターメリック、チリ、そして、カルダモン、クローブ、シナモン、ベイリーフ、カレーリーフ。(ナツメ社「カレーバイブル」より)
今回はカレーパウダーは使わずに、ガラムマサラを最後に振りかけるようにしました。
そしてマレーシアのハーブとして「レモングラス」をミキサーでペースト状にして使いました。「バイマックルー」は少な目にそのまま鍋に投入。
途中経過は省略して、できあがったのがこちらです。
ジャスミンライスにココナッツミルクを入れて、好きな「ナシレマ」にしたこともあってか、ごはんにすごく合うし、うん、おいしいです!!レモングラスがしっかり感じられて、バイマックルーには引っ張られなかったです。
例によって野菜多めで、なす、おくら、レッドパプリカ。(かぼちゃを入れ忘れてしまった!です)
そんなところで、一旦は満足しかかったのですが、やっぱりモヤモヤは晴れません。「南インド風」といっても、スパイスの奥深さはまだまだ足りません。そんなときにふと見た動画。
さすがですね!この日本人のプロのこだわりと表現力。このシェフの店「スパイシーカレー魯珈」は何と大久保にあるそうで、早速行ってみるつもりです。いろいろ重要な点はあるのですが、スパイスの使い方として、順番を捉えながら「ホールスパイス」から炒めることをまずはやってみましょう。まずは斎藤さんご伝授の「クミン」と「マスタードシード」。
大久保のアンビカさんで調達してきました。
さあ、インド風に「スパイスの香り」をとことん活かしながら、マレーシアのハーブとココナッツミルクをぶつけた「融合」は如何に!?
次回ご報告いたします!