シンガポールの「中華風」カレー
ベトナムで「ベトナム風カレー」を食べたときは「なるほど!」であったのですが、シンガポールでの中華風のカレーもやっぱり同様でした。
たぶんシンガポールの中華風カレーの代表的なスタイルなのだと思います。見た目通りのぶっかけ飯。客は、陳列棚に並ぶ料理から好きなものを選び、店は盛り付けるだけ。なぜか「カレーはかけるか?」と聞きます。みんなかけると思うんですけどね。でも「YES!」と元気に答える。
味は、見事に予想通りです。”ほのかに”カレーの風味! ベトナム風以上に「昔食べたカレールーから作る家庭のカレー」でした。陳列棚の揚げ物でみんなが注文していたものを「これも」って頼んだら、薄いとんかつでした。甘くトロリとさせたカツカレー。
店の名前は「BEACH ROAD SCISSOR'S CUT CURRY RICE」。店の名前が長く、なにゆえにはさみ?って思っていたのですが、すぐにわかりました!一口大にはさみでちょきちょき切ってくれるんです!韓国式ですね。
いやあ、でも、人気店なんですよね。結構列も長くなるのですが、とにかく回転が速い!。一人客も多いし、食べたらさっさと帰る店のようです。お客さんは当然ながら中国系がほとんど。一人インド(もしくは周辺国)系らしき人がいたのでインタビューしてみたかったのですが、上記のように「ゆっくり」の店ではないので、食べたらさっと帰られてしまいました。
この、中国風カレーは「経済飯」とも呼ばれるようです。「ECONOMICAL CURRY RICE」。「ハサミカット」の店に近いところです。システムは同じように見えました。さあ、この「伝統」はずっとこのまま続くのでしょうか?!