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ホームベーカリー研究部、第15回試作
『抹茶と甘納豆のパウンドケーキ』
以前、製作した『抹茶と茶福豆のパウンドケーキ』を改良して市販されている甘納豆(砂糖でコーティングされているので水分が少ない)を活用し混ぜ込んだ改良版を試作してみる。
改良・実験のポイントは
甘納豆の含有率(粉との重量比)を約1:1でどうなる?
メレンゲは抹茶でもきめ細やかにふっくらするか?
製作開始
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数多のパウンドケーキのレシピには卵は白身と黄身に分けずに使用すると書いてあることが多いが、白身を泡立ててメレンゲを作り最後に配合する方が焼き上がった後の生地がふんわりしていることを強く感じる。そこで、今回の抹茶を使ったパウンドケーキもその手法を取り入れることにした。
しかしながら、抹茶は粒子サイズが10から20ミクロン前後であると言われている。一方、小麦粉(薄力粉)は通常20ミクロンから150ミクロンと言われている。つまり、小麦粉よりも抹茶粒子サイズの方が細かいのでメレンゲの気泡サイズよりも小さい可能性がある。そうなるとメレンゲの気泡中に抹茶粒子が入り込むことになるので、ふんわりとなるのか?という懸念があるのです。
製作は進行していく
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焼き上がり
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割れの位置が側面に近いところで発生している。前回は真ん中が偶然割れてくれた。
焼きに入って10分後ぐらいに一旦取り出して表面にナイフで一本筋を入れると綺麗に割れができる(位置をコントロールすることができる)と後から知った。(困った時のYoutube)
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実食感想
前回のドライフルーツパウンドケーキで感じたきめの細やかさは、今回のものではきめの細かいところはあるものの全体的には若干粗めの細やかさのように感じた。懸念したように抹茶の粒子サイズとメレンゲの泡のサイズの関係性があると思う。もっと追求したいが自宅に顕微鏡(落射タイプの顕微鏡)がないので確認の術がない。
甘納豆の含有率は、もう少し増やしてもいいかなと思う。今回は重量比で約1:1。粉の重量1に対して1.5ぐらいまでは上手くいくような気がする。この点は次の機会に試してみることにしようと思う。
結果は良好
もっと甘納豆を増やしてもいいかな。
割れの位置をコントロールしよう(見映えも含めて)
抹茶を使う限り、メレンゲのふんわり効果は期待に僅かに届かない
次回
スーパーでドライパイナップルを見つけた。これと生地に混ぜるお酒をウィスキーにしてみたらどんな感じになるだろうか? と思いついたのである。
近日公開予定です。
続く、