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努力するコツ

人は怠けてしまうもの。
やらなければならないと分かっていても、なかなか続かない。
人生は有限で、毎日歳を取ってゆく。
毎日毎日を無駄にしたくない。人生がもったいないから。だから、なにか目標を立てて、努力したい。人生を有意義にしたい。
分かっている。なのにだらだらしてしまう。

なぜだらだらしてしまうのはなぜか。
人間はプレッシャーを感じると、逃れたくなる生き物だからである。
目標は、希望と同時にプレッシャーとして機能する。
達成したい、という思いに、自分が追い詰められる。
だから目標から目を背けて、遊んでいたくなる。全然関係ないことをしていたくなる。

だから、怠けてしまうのは、自然なことなのだ。ならば怠けないためには、工夫をする必要がある。自分を努力に向かって、意識的に促す必要がある。努力できる環境を、自分に作ってあげる必要がある。

最も有効なのは、その努力に他人をまきこむことだ。同じ目標に向かって努力する仲間を作ること。そして競い合うこと。例えば英語能力の取得を目標にするなら、TOEICの点数を仲間と競う。すると、目標を達成することとは別に競い合うということからのプレッシャーを感じるだろう。そのプレッシャーは、仲間と競うからこそ悔しさへの恐れを伴う。負けたら悔しい。しかし勝ったならば嬉しい。健全な勝利の喜びである。悔しさへの恐れがバネとなり、勝利の予感が期待となり、人を努力へ促すだろう。勝っても負けてもささえあえるような関係を構築する必要がある。競争を楽しめなければ、長続きはしないだろうからだ。

一人で努力をしたいのならば、目標達成の報酬を設定してあげることが有効だと思う。報酬はケチってはいけない。もちろん、非現実的な設定をしても意味ないが、それなりの贅沢を自分に許してあげる。報酬を設定することで、元々の目標とは別に、報酬という目標がたつことになる。気持ちが報酬へズレることによって、元々の目標から受けていたプレッシャーから自分を逃がすことができるだろう。だから、それなりに贅沢な報酬でなくてはいけない。そうでないと、報酬がプレッシャーを誤魔化す力を持たない。プレッシャーを誤魔化すのだ。すると、人は努力へ入っていきやすくなる。

または形から入ることも有効だ。努力する自分が好きになれるような環境をセッティングする。イスを新しくしたり、おしゃれなノートを買ったり、こだわりの機材を揃えたり。ランニングを続けることが目標ならば、シューズやウェアにこだわったり。ナルシスティックな気分を作ることで、プレッシャーから自分をズラすのだ。

努力は続ければ必ず実ります。努力は人に力を与え、人生を活気づけます。なにもしなければなににもなりません。ぜひ、みなさんも目標に向かって頑張って下さい。


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