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どうして困っている人が大声をあげないと歩み寄ってもらえないんだろう

今朝、大阪なおみさんの会見を開けない理由について、いろんなメディアで話題になっていました。

会見について賛否両論あると思いますが、このニュースを見て気になったことは、ここまでオープンにしないと周りは歩み寄ってもらえないことです。

どこまで周りの人に伝えていたのかはわかりません。

でも、今までの様子や会見の拒否を受けたとき、歩み寄って話を聞いてくれる人はいなかったのか。

それだけは気になります。

ある意味、公になったことで、議論するという流れになったのかもしれませんから、これはこれで意味があったのだと思います。


内向的な人が自分の殻を破って発信することは、想像以上にエネルギーを使ってしまいます。だからと言って、みんな理解してくださいとはいいません。それぞれ違いがあるから。

ただ、困っていたり、できないことがあったりしたら

「どうしたの?何に困っているの?」

と、そっと歩み寄ってくれる人がいたら、救われる人はたくさんいるんじゃないかなと思うのです。


大阪さんのことは一つの例であり、似たようなことはいろんなところでおきています。

みんなやっているからやるべき

という、暗黙のルールのようなこと。それによって、苦しんだり悲しんだりしている人がいることを知ることで、世の中が少しずつ変化していくのかもしれません。

知るだけで終わったら何も変わらないのですが、知ることがなかったら、考えたり行動したりというところまで行き着けないんです。

だから、まずは知ることから始めてくれる人が増えたらいいなと思っています。


大阪さんのニュースを見た後、中学生の娘ちゃんの登校に付き添って学校へ行ってきました。不登校9年目で、普段の学校の様子を見ることが多いのですが、まだまだ「みんなと一緒じゃなくちゃ」という意識は変わりません。

だから、大阪さんのように困っている人が大きな声で勇気を振り絞って伝えなければいけない現状は、まだ続くと思います。

それは、とても残念なことなのですが、少しずつ変わって欲しいと願うしかない。それが、困っている人たちの現実です。


伝えるって本当に大変。


だから、今回のニュースをきっかけに、

「身近に大阪さんのように困っている人がいるかもしれない」

ということを意識しながら、世の中の人の視点が変わっていったらいいなと思います。

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noteで伝えられなかったことを音声で紹介しています。


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高橋ゆきよ
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