【企画参加】カウンセラーの資質を磨く2024年11月「私の1冊」×10
企画へのご招待をいただいたので、ありがたく参加させていただく。
と言いつつ、2024年「11月」に焦点を当てている点と「10冊」紹介なので少々お題とズレている点はご容赦いただきたい。
2024年11月の読書は10冊、これで年間100冊をオーバーした(106冊)。
▼今年1月の読書投稿▼
数を目標にしているわけではないが、キリの良い数字は気持ちいいい^^
100冊越え記念の月?は、自分のカウンセラーとしての仕事に直接・間接的に影響を受ける読書月間となった。
①~⑥が自分自身のスキル、⑦~⑩は専門とする分野への知見。
それでは、「1冊」毎に紹介する。
①なぜ働く?誰と働く?いつまで働く?限られた人生で後悔ない仕事をするための20の心得(有山徹)
約30万人、200社以上の企業に現代版プロティアン・キャリア理論を届けてきた著者が、人生におけるあなただけの正解の見つけ方を指南する。
私は56歳からほぼ「この本に書いてある通り」に生きてきた。
人生のセカンドストーリーを始めるため、小さな行動とプチ成功体験を積み重ね、ささやかな心理的成功を勝ち取り、大きな幸福感に浸る。
スカウトも貰え、市場価値も多少は上がった?
もっとも、その間うまくいかなかったり嫌な思いも沢山した。
現在も、念願の仕事と言っても失敗と反省ばかりの日々。
だから、楽しいのだ。
そして、自らキャリア形成してきたプロセスがあるからこそ、相談者目線で寄り添える。
②13歳からの経営の教科書 「ビジネス」と「生き抜く力」を学べる青春物語(岩尾俊兵)
中学生のヒロトがある本との出会いをきっかけに「経営」に目覚め、
“株式会社”を設立する物語。
人は誰でも自分の人生を経営している。
すべての行動は“経営”の積み重ねなのだ。
中卒で働きながら大学教授になる夢を追いかけた著者が「経営」に情熱を捧げる原点となる亡き父とのエピソードで胸アツになった。
さて、私はキャリコンを経営できてるだろうか。
常に「大局観」を持って、ミクロな相談にも応じたい。
③新・カウンセリングの話(平木典子)
手法や理論の成り立ちと意義から現代社会のニーズに合わせた新しい視点やアプローチを提供してくれる。
著者から最も伝わることは「人間観」を大切にする深い信念。
平木氏は専門的なことをとてもわかりやすく伝えてくれる、それも読者を対等な相手として語りかける「人間観」があるからに違いない。
④たった一日で声まで良くなる話し方の教科書(魚住りえ)
⑤話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読(魚住りえ)
④が意外に?面白く参考になったため、続けて⑤を読了。
ここ数年は「聞く(聴く)」ことに精力注ぎ鍛錬してきたが「話す」技術はあまり意識せず…
思えばもともと声は小さいし滑舌も自信なし。
「プロ」への道は険しいが、だからこそ楽しい。
⑥48歳からの「いい男」の条件 第一印象を決める自分プロデュース術(小林照子)
執筆当時84歳の美容研究家が初めて男性向けに届けた一冊。
「自分も街の風景の一つであるならば美しくあれ」
そう、景観を乱さないよう59歳から「いい男」になるのだ。
何よりも、相談者から見て良い印象と安心感を持ってもらえるよう、
ビジュアルも努力することが重要である。
先日同僚に「お洒落ですよね」と生まれて初めて?言われたので合格かな(^^)/
⑦今日もテレビは私の噂話ばかりだし、空には不気味な赤い星が浮かんでる ~統合失調症の私から世界はこう見えた~(Himaco)
世界メンタルヘルスデーに合わせ、東京タワーにて開催された啓発イベントに参加したことがきっかけで手にしたコミックエッセイ。
難しいテーマだが、穏やかな水彩画での表現が読み手のハードルを下げてくれる。
仕事以外で自分にできることは色々な場で拡散し一人でも多くの人に正しく認識して貰うこと。
⑧大人の発達障害まるごと解決BOOK(星野仁彦)
⑨「発達障害」と言いたがる人たち(香山リカ)
前者⑧は、著者自身の発達障害者としての体験から、また精神科医としての臨床経験から、発達障害の解決方法を導き出す。
後者⑨は、発達障害への理解よりも「個性」としてのイメージが先行している現状が根本にあることを課題提起する。
診断名がつくこと(つけること)が目的ではなく、困っていて支援を望んでいるかどうかが重要。
いずれにしても、自分自身も他の人たちとは違う“マイノリティ”であり“同じ弱い人間”なのだと意識して向き合っていくことが大切。
⑩デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士(丸山正樹)
ドラマ化もされた本作は障害という重いテーマながらもミステリーとしても十分楽しめる。
小説では聴覚障害の世界を生きる人々について「コーダ」の目を通してより具体的に語られる。
問題はろう者と健聴者のコミュニケーションの壁だけではないということ。
ろう者とそうでない人、という単純な構図ではないのだ。
以上、「私の1冊」✖10、現在担当するカウンセラーとしてのスキルと専門性を高めるために参考にした読書記録を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また、すべり込みかつ少々ズレた内容で企画参加させもらい恐縮です。
専門分野であっても、多様な著者と多様な意見と出会い、自分の軸を作っていけるようにしたいと思っています。