トラックめいめい・有森裕子氏やKPOPに生きる勇気を貰う2023年10月の読書
2023年10月の読書は8冊、紙書籍で購入1冊・電子書籍で購入1冊・図書館で借りた本が6冊という内訳である。長くならないよう、端的に紹介したい。
①続メイクがなんとなく変なので 友達の美容部員にコツを聞いてみた(BAパンダ/吉川景都)
「結局今のメイクでいいのかわからない」「またワンパターンに...」顔面迷子だったマンガ家が、再び友達の美容部員に聞く!
「基礎を学んだら次は応用」ではなく「基礎、そして基礎以前に戻れる」ということで続編が発売された。
前作に続いて早速購入・・・なぜおじさんがこれ買うの?それは・・・
なんかこういうの好きだから(^^♪
つまり、ノリである
今時は韓流の影響もあってメイク男子が増えているが、個人的にメイクするつもりはない。ただ、肌の衰えは日々感じているので、参考にできそうなところはないこともないこともない笑
いずれにしてもメイクを通して「なりたい自分」になる努力が必要、人生と同じである。BAパンダさんの格言?が心に響く。
②やめたくなったら、こう考える(有森裕子)
「がんばることが大事」という有森氏のメッセージは精神論のようにも聞こえるが、それは「誰もやっていないところ」で勝負するというマーケターの発想が大前提。つまり、闇雲にがんばれと言っているのではなく、勝負する市場を見極め、リソースと努力を集中して戦えという極めて戦略的な話をされている…と思う。
彼女の場合、それが「フルマラソン」という市場だった。
そんな天性のマーケター?有森氏の最大の強みは「あきらめないこと」
そして「簡単に」あきらめる傾向の若者を憂い警鐘を鳴らす姿は、オリンピック同様に熱い。
③K-POP現代史 韓国大衆音楽の誕生からBTSまで(山本浄邦)
米ビルボードにK-POPがチャートインすることは既に日常化している。
世界でアジアの音楽といえばK-POP、ガラパゴス化するJ-POPとの差はクオリティではなくグローバル視点での「戦略」である。
世界を目指す日本人が70人以上もK-POPグループに所属する現実を喜ぶべきなのか...
そんなことを思いながら、KPOPの系譜を見事にまとめられた本書を読む。
筆者はKPOPの魅力をこう語る。
そう、KPOPが売れているのは戦略だけではないのだ。
叫びを感じ、叫びをあげて、おじさんはKPOPを推し続けるのだ。
念のため?言っておくと、私は58歳である。
K-POP参戦は今年春のBLACKPINK以来!
④会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く(勝間和代)
リスクをとる人生は楽しいと転職を通じ生まれて57年目(昨年)にして知る。
リスクをとらず生きてきた自分が若者を保守的と批評した頃が恥ずかしい。
リスクを正しく理解し、感度を高めて未来を拓こう。
⑤アサーション・トレーニング 自分も相手も大切にする自己表現(平木紀子 編)
多少はキャリコンホルダーらしい読書もしなきゃ、と思い図書館で借りた1冊。アサーションは技術だけではなく、よりよい人間関係を持つための生き方の問題。
学校教育や看護・介護や家庭生活に至るまで、アサーションを取り入れた研修事例が紹介され、その有効性が確認できる。
アサーションに限らず、学校などの現場で様々な良い取り組みが展開されているのに、学校のいじめ件数も若者の自殺者もメンヘル休業者も増加?高止まり?しているのはどうしてなんだろう。
教育現場で何が起こっているのか?
良い事例の共有・横展開は大切だが、そればかり見ていると本質がわからなくなるかも、いうことも感じた。
⑥国境を越えたスクラム ラグビー日本代表になった外国人選手たち(山川徹)
ご多分に漏れず?ラグビーW杯に感化され、本書を図書館で借りた。
外国人が大好きな日本のために日本代表として戦い、受け入れられる。
理由はシンプル、仲間だから。
国籍に縛りがないラグビー日本代表にこそ、日本のダイバーシティのモデルがある。
世界の壁はまだ厚い、でも日本ラグビーからのメッセージは色褪せることのない財産であると強く感じた次第である。
⑦その疲れは、最高のツマミになる(トラックめいめい)
「トラックガール」というテレビドラマにまでなったシンデレラガールのモデル「トラックめいめい」の著書を迷わず購入。
彼女を知ったきっかけはX(旧twitter)、その豪快な飲みっぷりと食べっぷりに目を引かれる。
1年半でSNSフォロワー30万人以上を獲得した「夢と脂肪に満ち溢れた」
22歳のトラックドライバーは、中学でいじめられ成績はオール1、高校まで「友達鎖国」だった。そんな自分を変えようと、上京しトラックドライバーになったことで人も人生も変えてしまったのだ。
「行動することで人は変われる」ことを自分の子どもより若い46歳年下の彼女から学ぶ。めいめいの前向きな発信を見て、古い歌のフレーズが浮かぶ。
幸せは歩いてこない、だから歩いていくんだよ。
⑧まる ありがとう(養老孟司/平井玲子)
我が家の愛犬「パル」を偲んで読み、前回note記事で紹介した1冊である。
ペットロスは、少しずつ、少しずつ、本当に少しずつ癒えている。
でも、「なんでいねえんだよ」という違和感は残るし、「あれ?もう病院も行かなくていい?おやつも買わなくていい?散歩も行かなくていい?」
金も時間も余裕ができたはずなのに、それがものすごく悲しい。
すいません、ついつい最後にウエットになってしまいました・・・
私のいつもの気ままな読書投稿を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。気ままなチョイスが結果的には楽しく読書ができる要因にもなっていると感じている今日この頃です。
また、愛犬の介護やFP試験の勉強があっても読書ペースは守りました。
読書が生活のリズムを作っているのかな、とも思った次第です。