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眠りのヨガ ヨガニードラ
ヨガの習練法に屍のポーズと言うものがあります。
正確には眠るヨガと言ったほうが良いですが、ヨガの少しきつめのポーズなどは無くて、自然に眠るときのポーズなので、運動系ではありません。
これは普通に瞑想と同じで、アファーメーションを用いて内なる自分に語り掛けるという流れです。
ゴールはもちろん潜在意識の解放となります。
簡単に説明しますと、人は昼の活動期には自律神経が優位な状態で、主に顕在意識が活発に思考や体の調整に働いています。
夜間の睡眠時には副交感神経の勝る時間帯で、顕在意識から潜在意識の優位な時間に入ります。
この覚醒から睡眠の中間位あると言われるのが、催眠状態の時期となります。
この状態は自我の固い扉が開いて、潜在意識との連絡が可能な時になります。
催眠療法とは、この状態でポジティブな暗示公式を用いて(これはアファーメーションと同じ)潜在式の中にあるネガティブな記憶や刷り込みを矯正していくものです。
つまりヨガも瞑想もゴールは同じだという事です。
違うのは催眠は他者がリードして行うという事です。
最も自己催眠と言う分野では全く同じものです。
ここに多くの現代病と言われる症状を緩和する鍵があり、自己確立、能力開発に多用される所以です。
ですが習得するには簡単なようで難しい、心の中の状態を指導する事が難しいからです。
私は『気ずきのタネ』と呼んでいますが、その小さな種を見つけることが出来れば、後は自然に上達していくものなのです。
口で言うのは簡単ですが、説明しても理解するのには個人差があります。
強制的に教えるならば、催眠誘導を経験すれば早いと言えます。
もっとも実際に受けるには20万円ほど必要かもしれません。
中々その機会は少ないかもしれません。
ただ瞑想をやると言っても、ゴールは遠く、大半の人は諦めてしまうでしょう。
しかしそのコツをおいおい話していこうかと思います。