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「私は変われない」と思う人へ|その思い込みを外す3つの視点

「結局、私はこんな人間だから無理なのかもしれない…」

そう思うとき、何をやっても報われない気がして、すべてが無駄に思えてしまいます。

私も昔、そう考えていた時期がありました。

特に公務員時代、仕事でミスをするたびに「やっぱり自分はダメな人間だ」と思い込んでいました。どんなに努力をしても、「できなかったこと」ばかりが目について、「できたこと」を認められなかったのです。

でも今振り返ると、それはただの「思い込み」でした。

今回は、「自分は変われない」と感じる理由と、そこから抜け出す方法についてお伝えします。


「自分は変われない」と思ってしまう3つの理由

① 過去の経験が「自分はダメだ」と思い込ませている

人は過去の経験から「自分はこういう人間だ」と決めつけてしまいがちです。

例えば、子どもの頃に「お前はだらしないな」と言われ続けた人は、大人になっても「自分は努力できない人間だ」と思い込んでしまうことがあります。でも、それは単なる「過去の記憶」であり、今の自分とは関係のない話です。

私も以前、「私は人と打ち解けるのが苦手だ」と思い込んでいました。自衛隊にいたころ、周りの人と距離を取ってしまい、なかなか馴染めなかったからです。でも、公務員として働いているうちに、少しずつ人と話す機会が増え、気づけば「打ち解けられる場面」も増えていました。それでも、「私は人と話すのが苦手」と思い込んでいたのです。

実際には、できる場面もあったのに。

② 成功体験よりも、失敗の記憶ばかりが強く残る

脳は「ネガティブな記憶」を優先して覚える性質があります。

私も公務員時代、仕事がうまく進んでいた日でも、上司に1つミスを指摘された瞬間、すべてが台無しになった気がしていました。「またやってしまった」「やっぱり私はダメなんだ」と。

10回のうち9回うまくいっても、1回の失敗が目立つ。そんなふうに「できなかったこと」ばかりを記憶し、「できたこと」に目を向けないままだと、「結局、自分はダメなんだ」という思い込みが強化されてしまいます。

③ 「どうせ無理」と思うことで、自分を守ろうとしている

「どうせ無理」と思うと、挑戦しなくて済むので楽になります。

例えば、「自分は人と話すのが苦手だから、新しい人と関わるのはやめよう」と決めてしまうと、傷つくリスクを避けることができます。でも、それは「本当に無理」なのではなく、「無理だと思い込むことで安心している」だけかもしれません。


では、どうすれば抜け出せるのか?

「過去の記憶」を疑う
→ 「自分はこういう人間だ」と思っていることの根拠を考えてみる。それは、本当に自分の本質なのか? それとも、過去の誰かの言葉や、昔の失敗を引きずっているだけなのか?

小さな成功に目を向ける
→ どんなに小さなことでも、「今日できたこと」を探してみる。自己否定ばかりしていると、小さな成功に気づきにくくなるから。

「どうせ無理」の裏にある本当の気持ちに気づく
→ もし「どうせ無理」と思ったら、その後に「だから何もしない?」と自分に聞いてみる。やらない選択をすると、本当にそのまま終わってしまう。でも、「ちょっと試してみる」なら、未来は変わるかもしれません。


まとめ

「自分は変われない」と思うとき、それは「過去の記憶に縛られているだけ」かもしれません。

あなたは、これまでの人生でたくさんの経験をしてきたはず。その中には「できたこと」もたくさんあるはずです。だから、「どうせ無理」と思ったときこそ、「本当に?」と自分に問いかけてみてください。

変化は気づかないうちに少しずつ積み重なっています。焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。あなたの歩みは、確実に未来へとつながっています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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