Primary Food
プライマリーフードは、食事以外で私たちのカラダに栄養を与えてくれるモノのことを指します。
IINの健康についての考え方で面白いところはここです。
そしてセカンダリーフードにあたるのが、私たちが毎日する「食事」です。IINでは食事(secondary food)よりも、プライマリーフードを重要視しています。「世界中のケールとブロッコリーを食べても、プライマリーフードの充実なしには人は健康になれない」と提唱し、どれだけ完璧な食生活をしていても、心が満ち足りていなければ、私たちは元気にはなれないということです。
では食べること以外に、あなた自身を作り出すものは何でしょうか。IINではプライマリーフードを以下の12項目に分類しています。
1、精神活動(信仰、瞑想など)
2、創造
3、経済
4、仕事
5、教育
6、健康
7、身体活動
8、家庭料理
9、住居環境
10、人間関係
11、社交活動
12、喜び
精神活動?や大人になっても教育?と今の生活と馴染みがなさそうな項目もあるかもしれません。IINでは自分自身と向き合うためにこの12のバランスをみていきます。ここではセルフアウェアネスが大切です。
この中でも特に重要なのが、人間関係、仕事、身体活動、精神活動です。皆それぞれ関わる家族、友達、周囲の人が異なります。仕事も各種様々で、身体を動かすのが得意な人もいればそうでない人もいます。バイオインディビジュアルという言葉を思い出してみましょう。これらがまったく同じ人は存在しませんね。
私たちの活力は食事だけで補えるようなシンプルなものではなく、もっと多様な要素から成り立っていることを教えてくれます。
気持ちが晴れなかったり、不調だったり、なにかバランスがとれてないと感じるときに、全体像から見つめなおすというアプローチが大切です。
たとえば、慢性的に体調が悪く、仕事では成果が伸ばせず、おまけに金銭的にも不安定で悩んでいる、という人がいるとします。
もしかしたらその人の体調が優れないのは、ストレス解散のため暴飲暴食してしまうことが原因かもしれません。体調が優れなければ仕事に精を出すことも難しく、常に、お金=自分の能力の不足を感じていることもあり得ます。
そしてそのストレスの根源は、パートナーとの長期的な心のすれ違い、元をたどれば、幼少期の両親とのわだかまりが要因となっているという可能性が考えられます。
このように私たちの身体と身の回りに起きていることはすべて、様々な要素が微妙に絡まりあった結果として成り立っています。何か身体に問題が生じたとき医者はその症状を治療するための薬を処方してくれますが、私たちは人生の全体像からアプローチして自分でご自身をしっかり見つめ直すお手伝いをしていきます。それがヘルスコーチです。
お読みいただきありがとうございました。
Mai
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