現代人が酸素不足状態になりやすい原因とは!
コロナ禍で感染者の「在宅酸素吸入」
田村厚生労働相は、新型コロナウイルスに感染しても入院できるのは重症者や重症化するリスクの高い患者に限定、軽症な方は在宅療養、場合によっては「在宅で酸素吸入」もありうると発表。
新型コロナウイルスに感染しているものの軽症であると診断され、自宅待機をされていた方が低酸素血症で急死したという報道もありました。
軽症と診断されていたのに命にかかわるということは何とも怖いものです。
酸素不足は免疫力の低下となり、新型コロナウイルスなどに感染し重篤化につながりやすいです。
コロナ感染に限らず、人にとって酸素不足は生死にかかわる問題なんです。
酸素不足になりやすい原因!
①ストレスや緊張状態が原因で呼吸が浅くなったり、呼吸を止めがちになる。
②年間摂取量4—7kgと言われる各種の食品添加物や残留農薬など毒素の分解のために大量の酸素消費が必要。
③不規則な生活や運動不足、ストレスからくる自律神経の乱れや交感神経の緊張による血行不良のため。
④痛み止めや各種薬を常用するため。(ほとんどの薬は交感神経を刺激するため、血管が収縮し血流が悪くなり、全身の酸素不足状態をまねく)
⑤眠時の無呼吸症候群のため。・女性に多い鉄分の不足。(女性の半分は鉄分不足といわれ、ヘモグロビンが少なくなり酸素運搬が十分に行われない)
⑥加齢にともなう呼吸器系機能低下による酸素摂取量の低下。
⑦地球環境の急激な変化。(大気中酸素濃度は100年前の24 %から20.9 %へ)
⑧脳は常にエネルギー源として血糖と酸素を必要としています。脳の重量は
1.4kgで体重の2 %程度ですが、酸素消費量は全身の25 %にあたります。
頭痛は低酸素状態あるいは二酸化炭素濃度高値の状態で引き起こされます。
【濱田潤一(北里大学専任講師)】
スポーツ界では簡易ボンべや酸素濃縮器を利用して試合の合間や後に高濃度酸素吸人を行うことが広く行われています。
これは疲労回復だけでなく、筋肉に早く酸素を送り込むことで老廃物の分解を助け試合中の事故や故障を予防する効果があるからです。
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