過ぎると良くない!小食は健康の元、過食は万病の元
私は単身赴任で準備が面倒くさいということもあり朝食は食べないです。
『栄養バランスを考え3食規則正しく摂ることは生活習慣病予防の定説』とされていますが、それでは食べすぎのような気がしています。
私のように50も半ばすぎると特にそう感じていて、ディスクワーク、運動不足、それでいて3食しっかり食べていてはメタボになるのも当然のような気がします。
1日に3食食べられる時代に生まれてきて良かったか?
人が1日3食それも満腹するまで食べられるようになったのはここ数十年の事で、せいぜい百年にも満たないと言われています。
日本では1935(昭和10)年に、国立健康・栄養研究所の医学博士の提唱によって1日3食が定着しました。そして、高度成長期の昭和40年代以降になると、好きなものを好きなだけ食べられるようになった。
飽食の時代はここ50年くらいですが過食による生活習慣病と闘うことになってしまいました。
食べ過ぎは、ガン・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病など生活習慣病の原因になってしまうのではないでしょうか。
その証拠に、いつも空腹で餌を探し回っている野生動物は人間がかかる病気にはならないそうですし、動物の中で病気をするのは人間と動物園の動物とペットだけのようです。
それは、お腹も空いていないのに三度三度、目一杯食べるからでしょう。
どうして食べ過ぎると病気になり易いのか?
血行が悪くなり血の質も悪くなり酸素が足りなくなるから。
消化吸収のため、血が胃や腸に集まりその結果、手足や他の器官への血行が悪くなり細胞の新陳代謝が弱まり免疫力が低下します。
そして、食べ過ぎると消化吸収しきれない腐敗物質などが血液の中に入り
血液がドロドロ血になり、やがて免疫力が下がってしまうということです。
例えば、風邪をひいた時に、だるくなり、食欲が無くなったり、熱が出ますがそれは「食欲減退」と「発熱」が免疫力を上げるための身体の働きです。
病気の時「食欲減退」になるのは身体が自動的に「空腹状態」を作り、免疫力を上げ病気を治そうとしているわけです。
これが『自然治癒能力』です。
私たちの内臓は常に慢性疲労状態です!
食事をして消化されるまでかかる時間は?
例えば、8時に朝食、12時に昼食、18時に夕食を摂るとします。
お昼12時の時点ではまだ朝食が消化しきれていませんが、お腹が空いてもいないのに多くの人は昼食を摂り、その6時間後くらいには夕飯を食べます。
このように、胃腸は常に働かされているのが現状なんですね。
食べたものが胃の中で消化されるのにかかる時間は、平均で2~3時間で、脂肪分の多いものは4~5時間かかるそうです。
小腸では、胃から来た消化物を5~8時間かけて分解して水分と栄養分の8割を吸収して、小腸で消化されなかった水分は大腸で15~20時間かけて吸収されています。
加齢とともに消化液の分泌も悪くなり消化時間はさらに延びますので、肝臓や腎臓など、ほかの臓器への負担もかかり働きが悪くなるわけです。
その結果、肥満や免疫力の低下、血糖値の上昇、高血圧、高脂血症、活性酸素の増加など、やがて、がんや脳疾患、心疾患といった重篤な病気につながってしまいます。
そうした病気を回避するためにも「空腹の時間」が必要だということです。
16時間食べない「空腹時間」で病気知らずに
16時間ものを食べない!
残りの8時間で2食を済ませるということです。
例えば、朝食は摂らず、13時に昼食、21時に夕食を終えた場合、そこから翌日13時の昼食までの16時間が『空腹時間』です。
お腹も空いていないのに、毎日きっちり3食、満腹になるまで食べることで気がついたら生活習慣病という結末です。