ヘルコン【休肝日】のススメ
要注意!3人に1人が肝機能異常
現代人の3人に1人は肝機能異常なんだそうです。
「飲みすぎ」や「食べすぎ」で肝臓に負担がかかります。
「最近なんとなく疲れやすい」とか「だるさが抜けない」
などありませんか?
もしかすると原因は「肝機能の低下」かもしれません。
人間ドックでは、日本人の3人に1人が肝機能異常を指摘されており、その数は30年前に比べてなんと3倍!
肝臓は自覚症状が出にくく「沈黙の臓器」と言われています。
病気にかかっても症状が表れない(自覚できない)まま進行しますので、サイレントキラー「静かな殺し屋」と呼ばれるわけですね。
だからこそ症状が出てからでは遅く、早めの予防が欠かせないです。
お酒の飲み過ぎもそうですが、ストレスでも肝機能は低下すると言われています。
肝臓の解毒機能
ご存知かと思いますが、肝臓には解毒機能があり、アルコールは肝臓で分解され、悪酔いや頭痛の原因にもなる「アセトアルデヒド」と呼ばれる有害物質をろ過し、そこから酸素による化学反応で水と二酸化炭素に分解され体外に排出されます。
肝臓の代謝機能
肝臓には代謝機能の役割があります。
食事から摂取した栄養をエネルギーに変えてくれます。
黙々と一生懸命働く肝臓ですが、正常に処理できるアルコール量や栄養をエネルギーに変える量は人それぞれ決まっています。
その量を超えて過剰に摂るとアルコールなどの毒素は分解されないまま体内に残り代謝されるべき栄養は脂肪として蓄積してしまうという事です。
ですから、老廃物が体内にたまり続け代謝されにくいカラダになると疲れとなって表れるわけですね。
お酒の飲み過ぎやストレスで肝機能が低下してくるとサイレントキラーに狙われます。
お酒(ビールなら中びん2本、日本酒なら2合、焼酎なら1.2合)を肝臓で分解するのに、個人差はありますが平均6~7時間前後かかるといわれてます。
お酒を飲んだ後、就寝している間も肝臓は黙々と働いているんです。
この肝臓を毎日連続して酷使すると障害がでてきます。
週に2日は肝臓を解放して休める、いわゆる「休肝日」を設けましょう!
日々、日常の中で肝臓を休める事も意識しないと、あとで取り返しのつかない事になりかねませんから。
そして、肝臓の代謝や解毒など、傷ついた肝臓の修復もたんぱく質で行われているため、良質なたんぱく質が欠かせません。
脂肪分の少ない赤身の肉や白身魚、豆腐などの大豆製品などは意識して摂りましょう。
また、タウリンを多く含むしじみやタコなども積極的に摂るといいです。
タウリンには、肝細胞の膜を丈夫にし、肝臓の解毒能力を強化する働きがありますから。