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[書評]転職の思考法

ヒデトです。
Epic Gamesが先週から1本だけゲームを無料配布するキャンペーンをやっているんですよ。しかも今週はなんとCivilization VIなんですよ!大学時代に友達の家に泊まりに行ってはCivilization IIに興じてた(迷惑な)人間としては、こんなもの無料で市中にばらまいたらCivilizationジャンキーで経済活動がストップしちゃうんじゃないかと危惧しちゃいますよ。どうせならコロナ自粛の前なら良かったのに。
今日は福山雅治ばりに土曜日の仕事が週末の予定をため息で塗り替えてしまったので、昔読んだ本の紹介をしておきますね。

転職の思考法 北野唯我(ダイヤモンド社)

今日紹介するのは「転職の思考法」。「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む」という仰々しいサブタイトルが付いています。これは自分が携わっていた開発テーマが無くなって、一緒に働いていた後輩が転籍した先で会社生活に悩んでいたので、こんなのを読んでみたらと薦めた本です。かなり良かったらしいので自分でも買って読んでみました。
(読みもしないで他人に薦めていたのは内緒です)

読み出すと、まずいきなり頭を叩かれたような衝撃が走ります。

パラパラとページをめくると、赤の太字で書かれた特集に目がとまる。そこには「40代で昇進ポテンシャルがなくなった、大企業サラリーマンの悲惨な結末」が生々しく描かれていた。

俺やん!
そうだった。本屋でパラパラと立ち読みしたときに若い人には薦めてもいいけど自分で読むのは危険だと、心の中のアラートが悲鳴を上げてたんだ。読み進めていくと、さらにHPを削ってくる。

20代は専門性、30代は経験をとれ

いいよいいよ。20代はMEMSのプロセス屋として専門性を高めていって、30代はセンサーの開発を通じて自分の技術がキーデバイスになる新商品の立ち上げという割りと貴重な経験をしてきたよ、俺…

人的資産は、年をとるにつれ重要度が増していく
キャリアは20代は専門性、30代は経験、40代は人脈が重要

ぐはっ!(吐血)
49歳にもなって人脈まるで無いよ、俺。誰も俺のためになんて動いてくれないよ…。
というわけで50代にもうすぐなろうかというしょぼくれたサラリーマンにはメンタルががっつり削り取られる本です。

小説仕立てでとても読みやすく書かれていて、その気になれば1日で読むこともできます。それでも内容が薄いわけではなく、今後キャリアを重ねていく若手~中堅のサラリーマンにはいい刺激が得られる書籍です。

でも個人的にはこの本を読んでメンタルやられる俺ら世代の人間が増えるといいなあ…

ではまた。

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