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あることをやめてみたら楽になった話

最近とあることをやめてみた。

それは朝にnoteの記事を書くことである。

「え?この記事も朝に投稿してるじゃないか」と
思われるかもしれないが、
投稿は朝でもこの記事を書いたのは朝ではない。

では、いつ書くようにしたかと言うと
通勤電車の中である。

私はかれこれ4年ほどずっと時差出勤で仕事をしており、
早朝の電車に乗る生活をしている。

早朝の電車はラッシュ時とは比べ物にならないぐらい
座席が空いており快適で、
そんな電車の座席に座ると鞄からパソコンを出して
記事を書くようにしたのだ。

以前はこの時間に読書をしたりスマホで洋画を観たり
していたのだが、
試しにこの時間にnoteの記事を書いてみると
驚くほど筆が進んだので
それ以降電車の中で書くようになった。

では、記事を書かなくなった朝時間は
何をしているのかと言うと、家事である。

このように言うと、何だかもったいないことのように
思われるかもしれないが、
これまでギリギリまで朝活をして残り時間で
家事をしていると、やりきれなかった部分や
妥協してきた部分が多々あった。

それを朝時間にスッキリと終わらせることで
家に帰ってきてからの余裕が全然違うことに
気が付いたのである。

先日記事にも書いたように
ここ最近の夕食はホットクックを使って
調理をしているが、
朝の時間にホットクックに材料を入れて仕掛けておけば
帰ってきたときには少し手を入れるだけで
すぐに食べることができる。

そして、朝に掃除をして部屋から余計なものを
取り除いておくことで
明らかに夜の散らかり方がマシになった。

これは家族の心理によるものだろうが、
朝から散らかっている部屋ならば
それ以上散らかすことに抵抗が少なく、
その逆に朝から綺麗な部屋ならば
無意識のうちに散らかす事を避けようとするらしい。

最初このやり方を試してみたとき
朝の貴重な時間がもったいないと思っていたが、
帰ってからの時間を快適にしてくれる意味で
十分お釣りがくるほどの時間投資だと思うようになった。

寝ている間にリセットされた脳が活発に活動するので
朝にクリエイティブなことをすると良いと言われている。

私もそれをずっと信じてきたので
これまでずっと朝に記事を書くようにしてきたが、
実際朝活時間以外に記事を書いてみても
全く書く速度やアイデアの出方にそん色はないし、
電車の中なら限られた時間で書き上げようとするので
朝に書くよりも効率がいいとすら思っている。

よく考えてみれば、これまで私は多くのKindle本を
出版してきたが(Kindleの場合“出版”なのかナゾだが)、
それらの多くのは電車の中で書いたものである。

私にとっては実は家よりも電車の中のほうが
創作活動には合っているのかもしれない。

世の中で一般的に言われていることは
もちろん正しいこともあるだろう。

だが、それらが全て自分にとってベストかというと
全くそんなこともないのである。

朝活の効率がいいのは紛れもないが
何も効率がいいのは朝活の時間帯だけではなく、
環境によっては一般的に効率が悪い時間帯でも
高い効率を出せることもある。

久々にスタイルを変えてみて
そんな事に改めて気づかされた。

あなたも毎日続けている習慣があるならば
その順番を少し変えてみるなど
小さな変化をつけてみてはどうだろうか。

合わなければ元に戻せばいいし、
もしかすると棚からぼたもちを手にできるかもしれない。

ちなみに電車の中で記事を書く際には
Wordを開いてそこに文章を書くようにしている。

後はそれをデスクトップに保存しておき、
朝にその文章をnoteの記事作成画面にコピペして
推敲しつつ体裁を整えて記事タイトルをつけるだけ。

Wordなら改行がそのままnoteにも
反映されるので修正の手間も少なくて楽である。

昔は電車の中でパソコンをカチカチ打つ
ビジネスマンを見て気の毒に思ったものであるが、
実はあのビジネスマンたちも好きで電車の中で
書き物をしていたのかもしれない。

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