言うは易く行うは難し
昨日は妻が仕事で私が休み。
なので、終日子供たちを見る一日になった。
せっかくの夏休みなのでどこかに
遊びに連れて行ってやりたい気もするが、
妻を差し置いて遊びに行くと妻がスネてしまう。
なので、昨日は先日同様夏休みの宿題を
終わらせることに専念することにした。
我が家では夏休みの宿題を夏休みが始まる前に
リストに書きだしており、
息子も娘も残りは自由研究のまとめぐらいだと
リストを見ていて思っていたのだが、
唯一”タブレットドリル”と書かれた項目だけが
二人とも残っていた。
息子曰く「簡単やしすぐ終わる」だったので、
前半はあまり意識せず子供たちに任せて
私はあえて口出ししないようにしていた。
というのも、子供たちは時々学校支給のPCで
何かをポチポチ作業している様子が
見られたからである。
だが、そろそろそれも進捗を確認せねばならない。
そう思い昨日娘のタブレットを一緒に開き、
どこまでしなければならないのかを見ると、
とんでもない量の問題が残っていることに気が付いた。
娘はいまいちピンと来ていないようだが、
国語はほぼ終了しているものの、
算数はほぼ未着手であり、
どう考えても30分や1時間で
終わるようなものではないことが分かった。
そこで、早速娘に算数の問題をやらせてみると、
一つの大きな問題があることに気が付いた。
それはPCの画面の大きさ故に
問題欄と回答欄が中途半端な大きさになり
問題をちゃんと見ようと思うと問題欄のウィンドウを
一度最大化しなければならず、
回答するためにはそれを再び元のサイズに戻して
選択するというとんでもなく無駄な作業が
発生することである。
これがすべての問題に対して発生してしまうので
娘に任せていては数問解くだけで10分、20分が
平気で飛んでしまうのだ。
これでは埒が明かない。
そこで、私が自分のマウスを接続して
問題文を開いて娘に読ませて、
その答えを言ってもらい、私が選択するという
方式に切り替えることにした。
これでもかなり時間はかかるものの、
娘に全て任せるよりもかなりマシである。
ここから娘と私は徹底的に
このドリルを攻め落とすことにした。
約2時間ほどやった頃だろうか。
少し休憩しようとしたとき、
同じく別の宿題をしていた息子がおもむろに
「パパ、実はもう一個宿題があってん」と
言い出した。
一体何かを思って聞いてみると、
家庭科の課題でぞうきんを縫うというものであった。
ちょうど少し前に温泉に行った際にもらってきた
タオルならあったので、
それを用意して息子に手渡したのだが、
息子曰く、ぞうきんをどのように縫うのかは
全く習っていないという。
では何か指示書のようなものがあるのかを
確認してみると、
それもないというのだ。
仕方がないので、タオルを折り畳んで
その上に縫い目の目安をチャコペンで書いて
息子にここの上を縫うように指示した。
「わかった」と言いながら縫い始める息子。
だが、数分経って様子を見てみると
そこにはとても縫ったとはいえない
粗い縫い目のモノがあった。
しつけ糸でもこんなに粗くは縫わないだろうと
思えるような縫い目にさすがに作業を止めさせ、
息子に縫い方の基本を教えることにした。
今回は特に縫い方の指示がなかったので
波縫いで縫わせたのだが、
どうも息子に聞いてみると、
どのぐらいのステッチで縫ったらいいのか、
どのように縫い進めていくのかなど
基本的な事は教えてもらっていないという。
何ということであろう。
「これぐらい親が教えてね」
という先生からのミッションなのかもしれないが、
たかだかぞうきんを縫うことを教えるだけでも
結局小一時間かかってしまった。
結局、その後色々と縫製の手直しをしながら
ぞうきんを縫うだけで2時間を要し、
それを見ながら娘のタブレットドリルを
淡々と進めていったので
午前中だけで私はフラフラになってしまった。
息子は小5なので夏休みの宿題など
既に慣れっこだと思っていたが
どうも今年の宿題は親の負担が例年よりも
大きい気がしてならない。
とはいえ、これも親子の交流を作るという意味で
一役を担っているのだろう。
昼食を作って3人で食べ、
午後からも続行して宿題をした結果、
娘のタブレットドリルはおおむね半分ほどが
終了した。(何時間かかるねん)
夏休みが開けたら先生に
「先生、あの宿題は大変でしたわ」と
一言言いたいと思ったのは
きっと私だけではないだろう。
この連休はどうも宿題パラダイスになりそうである。
《続報》ソーラークッカーの続き
先日、夏休みの自由研究でソーラークッカーで
料理ができないかという話題に触れた。
この中で自作のソーラークッカーで水を温めたところ、
3時間ほど経っても50℃前後までしか
温度が上がらないことを書いた。
そこで、昨日色んな作業をしながら
水を入れていた黒い缶の周りを
透明なプラスチック容器で囲うことにした。
ビニールハウスのように熱を逃がさない
方式でやってみたわけである。
すると、1時間で75℃、2時間で90℃
そして3時間で最高温度97℃まで到達したのだ。
この違いは歴然でタブレットドリルの合間に
息子と娘と3人で結果の面白さに歓喜した。
そこで、3時間経過時のデータを取った後、
この水の中に卵を投入して1時間放置してみると
見事なゆで卵ができた。
今回の一つのミッションである
太陽光で料理をするということが
達成されたわけである。
日ごろゆで卵をあまり食べない息子も
自分が作ったソーラークッカーで
作ったゆで卵は嬉しかったらしく
パクパクと食べきった。
何だか自由研究は別として
ソーラークッカーにハマってしまいそうな
予感がする。
もしかするとnoteでも面白い使い方を
紹介するかもしれないので
面白そうと思った方はご期待頂きたい。