美術館がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
美術館を訪れたときの楽しみのひとつが、
ミュージアムショップでのお買いものだ。
今しがた鑑賞した展覧会にまつわるグッズが
たくさん置かれているならばなおのこと、
それらのグッズを眺めるだけでも楽しいし、
どれを購入しようか? を考えることは、
楽しい、且つ、美術館の一番の悩みどころでもある。
昨日のブログでは、先週末、
愛知県刈谷市の刈谷市美術館にて
和田誠さんの展覧会「和田誠展」を訪れたことを
申しあげましたが、この展覧会のなかでもね、
展示室だけでなくグッズのショップも、
くまなく拝見しておりました。
美術館のショップと言えば、まずはやっぱり、
「ポストカード」なのですが。
ポストカードは、たとえば、
一枚百数十円で購入できるものだし、
展覧会で鑑賞して好きだった作品を
ポストカードとして購入することは、
このポストカードを部屋に飾れば、
じぶんの家が小さな美術館になるわけだし、
そのポストカードをホルダーにしまえば、
それらが集まれば、じぶん自身の
お気に入りの作品が詰まった小さな画集にもなる。
今回、和田誠さんの展覧会ショップで
ぼくが購入しましたポストカードはね、
全部で四つです。
まずひとつめは、
書籍『みんな猫である』の装丁画です。
たくさんの猫たち、かわいい!
そして、ふたつめは、
和田誠さんと安西水丸さんの干支カードです。
お互いが花束を渡し合おうとされている、
うさぎたち、かわいい!!
そして、
みっつめ及びよっつめが、
村上春樹さんの小説全集より、
『村上春樹全作品 1990〜2000(4)ねじまき鳥クロニクル1』と
「村上春樹全作品 1990〜2000(5)ねじまき鳥クロニクル2』の
挿画、なのでしょうか?
上の作品は物語にも登場する
「クレタ島」や「マルタ島」も描かれる地中海周辺の地図、
そして、下の作品は同じく物語で登場する
「ノモンハン」周辺、つまり、中国周辺の地図。
この二枚のポストカードはね、当初、
村上さんの小説にまつわる絵だとは知らず、
ショップの棚を見ながら、
(この地図、なんだろう?)と思い、
手に取り裏面を見てみると、村上さんの
お名前と小説タイトルがしるされていて。
ならば、もう、村上春樹さん好きのじぶんとしては
購入せざるを得ないと思った次第なのでした。
もしも、これを手に取らずに
そして、その裏面を見ていなければ
購入していなかった、と思うと、購入できたのも
奇跡的な出合いだったように感じられる。
とくに、地中海のポストカードを見ると、
現在戦争によって黒海沿岸の港が封鎖されている
というニュースも聞くのですが、地図から見ると
ウクライナやロシアの面する「黒海」と、
「地中海」及び「エーゲ海」って、
とっても近いのだなあ、と思う。
さらにまた、ポストカードだけでなくて
「袋文字缶バッジ」も購入いたしました。
ぼくが購入したのは、、
ロバート・ルイス・スティーヴンソンさん原詩、
和田誠さん訳・絵の書籍『旅』での
【旅】という文字です。
缶バッジ、
写真では写せ難いのですが、
布張りの質感でかっこいい!!!
このバッジの隣りのページでは、
どこから文字が取られているか、という
その書籍も掲載されているのも素敵だなあ。
当初は、書籍『お楽しみはこれからだ』での
【楽】の文字を買おうと思っていたのですが、
もうすこしだけ考えた結果、
「旅をしたい。」というじぶんの気持ちもあって、
こちらのほうを購入しました。
この『旅』という絵本(なのかな?)は、
読んだことないので、また読んでみたい、
と思いながら、早速
市内の図書館で予約をしました。
この日、ショップで購入しましたのは
以上なのですが、やっぱり、帰宅後、
「公式図録」も読みたくなってきて、
WEBの本屋サイトで注文いたしました。
ミュージアムショップでグッズを購入するとね、
こうして、自宅の部屋でも
まだまだ鑑賞がつづく、というか、
美術館の展示室がじぶんの部屋にやって来る、
みたいなふうに感じられるのが、うれしい〜。
ヤァ!ヤァ!ヤァ!
令和5年10月24日