日本列島クジの旅〜茨城編〜
今回はKINCHAN様に引いていただきました!
ありがとうございます!!!
茨城といえば牛久大仏。
私が行った時は雲一つない晴天でしたので、【青空×牛久大仏】という、見上げているとなかなかに畏怖を感じる構図でございました。
人間界を見下ろす大仏様。
わたくし、知っております。
年末のカウントダウンではパーリーピーポーなお姿になることを。
もしよろしければ【牛久大仏 カウントダウン】【牛久大仏 ライトアップ】で調べてみてください。
【牛久大仏 カ】【牛久大仏 ラ】と入れるだけでも予測変換で出てくるくらいには有名です。
その後、仏教で許されるかどうか危うい写真がたくさん出てくるのでおすすめでございます。
牛久大仏内はエレベーターで上がることが出来、展望台のようになっているので大仏様ごしに下界を見下ろすことができます。
中には黄金の大仏が壁にたくさん飾ってある区間もあり、こちらは一般の方が購入すれば飾ってくださるそうです。
写経をする場所もございまして、人生初の写経をいたしました。
そもそも写経がなんなのか知らずに行ったので、受付の方に写経をしたいと伝えて用紙をもらい、説明を受けてやっと写経がなんなのかを知りました。
名前を聞いたことはあるが、調べたことがない、私の知らないことが多すぎるのでこうして穴埋めし、興味を持っていきたいものですね…
写経をしてみて、なるほど、これは場所もあってか心が強制的に静かになりますね。
心を穏やかにしたり、集中をするために行なうのは理にかなっている気がします。
実際にβ-エンドルフィンという神経伝達物質が分泌され、鎮痛効果や幸福感を得られるそうですよ!
写経スペースには大仏様のお言葉(?)のようなものがあり、なかなか刺さるものがございました。
しかと心に留めます。
そして中を進むと外に出る通路があり、大仏様の足元に6cm×6cmくらいの金箔を貼ることができましたが、かなりまばらで剥げている箇所もあり、満遍なく均一に金箔が施してある金閣寺はすごいんだな…と改めて思いました。
夕方くらいに牛久大仏を後にして、移動し、本日のお宿へ。
バスと電車を駆使しながら移動するのに段々と慣れてきました。
Google mapsさんの【経路】、とてもとても便利で、バス停までの道のりや、バス停の名前、途中の停車場所、行きたい場所までの全ての道のりを、電車、飛行機、バス、タクシー、徒歩、自家用車、全てで案内してくれるので本当に助かっております!
Google mapsさんありがとうございます!!!
お宿は明らかに宴会向けのお宿でして、広々と使わせていただきました。
お宿のご飯、大変好きなので、人が作ってくれたご飯を噛み締め、ローカルテレビを楽しみながら、お布団で就寝いたしました。幸。
そしてやってまいりました!!!!!
メインイベントの日!!!!!!!
鮟鱇の吊るし切り体験!!!!!!!
体験まではかなり時間がございましたので、海岸沿いを探検いたしました。
岩があれば登りたい。
洞窟があれば潜りたい。
通ったことがない道は通りたい。
向こう側は覗きたい。
ということで、例の如く、堤防を駆け降りてみたくなり突発的にダッシュしたところ、濡れているところ全て藻によってツルッツルに滑ると知らずに駆け降りて派手にコケました。
ただのあんぽんたんです。
後ろから、釣りに来ていた男性が「そこ滑るよー!」と叫んでくださったのに間に合わず、後ろにすってんころりんし、「もっと早く言えばよかったね…ごめんね…」と言われましたがどう考えても私が100%悪いです。
いつもなら反対側にあった岩場も大好きなので先まで登ったりして行きますが、先程藻で滑ることを学習し、やや傾斜がありまして、この角度だと滑ってそのままキレイに海にダイブしかねないので我慢します。
こうして人は失敗から学ぶのです。
なお、滑ってコケた代償として海水でベタベタになりました。
付属品で藻もついています。お得ですね。
リュックのおかげで頭は打ってないです。
ありがとうリュック。
正直なことを申しますともう一回滑りたいくらいにはキレイに後ろにすってんころりんしたので楽しかったです。
朝から楽しい思いをして鮟鱇の吊るし切り体験に向かいます。
お世話になりましたのはあんこうのお宿、まるみつさん。( https://www.marumitsu-net.com )
こちらはお客様が、「茨城だったら鮟鱇の吊るし切りが体験できると思いますよ!」と有益な情報をくださったので、調べて電話で日程を合わせ、予約をいたしました!
そして鮟鱇の食べごろが10kg前後と聞き、1人で食べるのは不可能と判断いたしましたので、Twitterで募集をし、5人もの方に来ていただきました!!!
ありがとうございます!!!!!!
存分に美味しく食べてくださいませ!!!!!
私が切る鮟鱇は6kgだそうで、小ぶりとのことですが、それでもかなり大きかったです。
店主「鮟鱇は捨てるところがないと言われていますが、美味しくないのと臭いので腸は捨てます。肝臓も美味しくないです。心臓は食べられるので食べます」
私「あん肝はあんなに大きいのに心臓はこんなに小さいのか…」
心臓はスーパーボール程の大きさでした。
深海魚なので心臓が大きいとパワーを使ってしまうが故に小さく出来ているのではないかと思っておりますがいかがでしょう?(調べても出てこなかった)
鮟鱇は江戸時代に将軍家へ献上品で、当時は地引網自体がないというのもあって貴重な魚であったそうです。
ヌノ(卵巣)、水袋(胃)、エラ、トモ(尾)、柳肉(身)、皮、キモ(肝臓)を『アンコウの七つ道具』と呼んでいて、1番美味しいとされる皮を私は間違えて捨てようとしたことをここに懺悔いたします。
【これから鮟鱇の吊るし切り体験に行かれる方へ】
・すごく充実しているので動画や写真を撮った方がいい
・5〜6人でやっと食べられる量なので人数がいた方がいい
・最後の雑炊は何がなんでも食べてほしい
・味が濃縮されるのでどぶ汁も雑炊も2杯ずつ、必ず食べて欲しい。
・7〜8月の禁漁期以外は吊るし切りが出来るそうなので電話で問い合わせしてください!
結論から言うととんでもない美味しさでした。
水を全く使わずに鮟鱇の水分だけで作るので濃厚かつ旨味の凝縮で、こんなに贅沢な食べ物があるのか、と。
最後の雑炊が通風になるかと思うくらい美味しかった…
鍋のオレンジ色は全部あん肝の旨味で、とんでもない食べ物でした…
物凄く丁寧に教えてくださり、勉強も出来て大変感謝でございます。
店主の方にもっと吊るし切りの体験をしてもらえるようにお客様方に「なにかやってほしいことなどありますか?」と聞いていただけましたが、こんなに最初から最後までしっかりやってくださって充実していたので正直言うことがありませんでした。
もうSNS発信くらいしかないのでは…
吊るし切りを最初から最後まで体験させてもらえて(2〜3回切らせてもらえるだけだと思った)更に歴史についてや、鮟鱇の鮮度が食べられる方法や1番美味しい食べ方も教えてもらえて、どぶ汁以外にもあん肝のお刺身(新鮮でないと食べられない)や鮟鱇の唐揚げも食べられて本当に充実した体験でした!
宇宙センターがちょうど臨時休業だったのでまたリベンジいたします!
世界最大の牛久大仏の中で写経をし、俗世の雑念をなくしたというのに、次の日に欲望の塊のような鮟鱇のどぶ汁をいただいてまた欲まみれの脳みそとなりました。
吊るし切り体験、本当にやってよかったです!
茨城、ありがとうございました!!!
【お世話になったところ】
・牛久大仏
・かね久(お宿)
・まるみつ旅館