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06【後編】人気のカフェ板で国産無垢材フローリング<ホームセンターが福岡の人気エリア・糸島で、空き家をリノベしてみる>
GooDayHouseの一階3部屋をぶち抜いたコミュニティスペースを、人気のカフェ板でフローリングにしていきます!
まずは3部屋よりも狭い、隣接するサンルームをフローリング化(前回記事はこちら)。
![](https://assets.st-note.com/img/1693550920351-WQPVrsj7xT.jpg?width=1200)
前回までのポイント(1~4)
前回の記事でご紹介した作業のポイントは下記の4つでした。
1 木材の加工
2 ビス打ち
3 板の固定
4 板の切り欠き
サンルームで間隔がつかめたところで、続いてメインのコミュニティースペースへ作業を進めます。
5 板の厚みにまつわる処理
元々の部屋の壁面には、巾木(はばき)が取り付けてありました。
巾木とは壁と床の接合部分に取り付ける部材のことで、ゴミがたまったりするすき間を隠す役割や、汚れや衝撃から壁を守る役割もあります。
通常、巾木は床板を貼った後に設置するため、もともと設置されていた巾木は外す必要があります。
また、カフェ板は板厚が30ミリあるため、DIYでリノベする際に既存の床の上に設置すると、ドアによっては開かなくなる可能性があります。
設置する部屋側に開く内開きのドアの場合など、注意が必要です。
6 開口部の処理
GooDayHouseにはもともと床下点検口が設置されていました。
床下点検口とは、見えないところの配管などの状態を確認・メンテナンスできるように、人が出入りできるようにした開口部のことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1693555513539-mr7enBdADX.jpg?width=1200)
今後もカフェ板を取り外せば、この点検口が開けられるように床板を設置します。前回同様、板を切り欠いての作業です。
ハマると快感!切り欠き加工
コミュニティスペースのカフェ板貼りでは、開口部を始め複数の箇所で切り欠きを行っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1693557252972-YNC0zofHk0.jpg?width=1200)
切り欠きは、大きな部分はのこぎりを、細かい処理はノミを使います。
切り欠きする周囲の線の内側2mmほどの箇所に、板に対して垂直に刃を入れ柄を叩いて切れ込み線を入れます。内側を彫りすすめ最後に周囲の線ギリギリを彫って仕上げます。
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柱部分にはめ込む場合の大きな切り欠きは、ドリルとのこぎりを使い分けて行います。
①ドリルキリ25ミリで穴を開ける
②のこぎりで穴に向けて切り込む
③引き回しのこぎりを穴に差し込み、線より少し内側を切り込む
④内側の残った個所をノミで彫り落とす
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![](https://assets.st-note.com/img/1693558478811-rGzYs66V6w.jpg?width=1200)
左の柱の左側、右の柱の右側にそれぞれピッタリはまりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1693558494802-EEWt2eqGFn.jpg?width=1200)
残るは柱に挟まれた真ん中の部分。
斜めに設置された木材は「筋交い」といい、耐震性を高めるためのものです。この筋交いと柱にうまく噛み合うようにサイズを計測して切り欠きして、柱の間にはめ込んでいきます。
ピッタリ収まるようにカットしていることと、斜めの筋交いの下に入れ込むため、最後は叩いてはめ込みます。
うまくはまるのでしょうか…?ぜひ動画でご覧ください!
一つずつ測り、切り、削り、磨き、加工していったものがぴったりはまるこの快感!
スタッフの感動が伝わりましたか!?
どんどんカフェ板を貼り進めて、残り数枚に。
終わった個所は傷がつかないように、ベニヤで養生しています。
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最後の板は横幅をカットして固定していきます。
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角の板をはめ込み、ビスを打ち込んで、カフェ板貼り完成!
![](https://assets.st-note.com/img/1693962888715-JsvmuShmbx.jpg?width=1200)
…ですが、養生しているので一部は見えません…施工が進んだらお見せできますので楽しみにお待ちください。
スタッフの学び
・電動のこぎりではなくて、あえて手作業でのこぎりを使ってみる
・大工さんが現場でやっている、木材の破片にヤスリを巻き付けてヤスリ掛けをする
など、GooDayHouseの施工サポートをしてくれている”師匠”細川さんは、学びになることを意識してスタッフにレクチャーしてくれています。
カフェ板貼りは複数のグッデイスタッフが数日にわたって行いましたが、
施工に参加したスタッフは、通常販売している道具を実際に使ったり、現場で使われる様子を間近で見ることは「すごくいい経験をしている」と感じています。
今回参加した中には「お店では、木材カットもパネルソー(店舗に備え付けられた大型の切断機)を使っているのでのこぎりは使ったことがなかった。インパクトも初めて。」という若手スタッフも。
「インパクトドライバでビス打ちをするときは、トーションビットがやりやすい。真ん中がくびれているから、通常のビットよりも振動を吸収して、衝撃を和らげてくれるから」
細川さんからこう教わると、さっそく手を動かしてやってみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1693818987336-Gu5VZuxXgK.jpg?width=1200)
最初は恐る恐るでしたが、回数を重ねてスムーズにビス打ちできるように。
作業を終えて、笑顔でこういいます。
「使ったことのない道具を実際に使って、どうやったらうまく切れるかを聞くことができてよかった。GooDayHouseの施工はやってみて上達していく、という時間。私でできるんだからみんなできるんだと思いますよ。」
この言葉の通り、このnoteが多くの人に「家のことで自分でできることがある」と知ってもらえるきっかけになっていると嬉しいです。
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