そのコスメ、タクシーで近くのコンビニ行ってるようなものだよ。
「アンチエイジング」という響きについつい過剰反応する45歳な筆者。
筆者が合同でコスメのオンライン展示にあたり10分ほどのプレゼンをしていた時の事。1つ前のコスメメーカーさんは、キラキラの「アンチエイジングコスメ」を取り扱っており、高機能性サイエンス化粧品を売りにしていました。
営業課長は肌理論をご存知か?
約10分のプレゼンの時間中、ほぼ高機能成分の羅列その製品の効能しかお話されないままに、完全なドヤ顔で「良い商品しょ?」「こんなに配合されているアンチエイジングコスメは他にありません!」と言い切った営業課長のテンションの高さが、妙に鼻についてしまいまいた。
勘違いしないで頂きたいのですが、筆者は、ライオンのような猛々しい風格を持っていたり、すぐにも飛びかかりそうな黒豹のようなオーラを持ちあわせてはおりません。どちらかというと小動物系だけどもちょっと癖のあるタイプ。
普段は温和に柔軟にをモットーに生きていますが、たまに噛みつく事あるのでお気をつけて。という具合に、普段は「微笑を浮かべた小動物」ですが、この日はどうも、私の犬歯が疼いたようです。
私のプレゼンで用意していた文章をスッポリと取りやめアドリブでいつもの講座を盛り込んだプレゼンをしました。
本当の意味のアンチエイジング
アンチエイジングが【老に抗う】ということであれば。それは自分の力を高めるに他ならない。わかりやすく言えば、「筋トレ」はどうでしょう?運動不足が続けば筋力が弱り、運動能力は弱り体型もたるみなどが生じてくる。これに対して、常々自分の持つ筋肉を動かす筋トレをしていたらどうでしょう?
筋力は上がり、運動能力は上がり体型も維持できるのではないでしょうか?これと同じことがお肌にも言えます。
肌本来が持つ機能を知っていれば、「肌が自分で保湿する力、適量な油脂を出し肌バリアを形成する力、対外の微生物や菌などから肌を守る力が備わっている」という事に着目する。そして、結局はこの自身が持つ肌力という底力がどれだけ高いのか?いわゆるポテンシャルを生かしているか?と言う点で見ると、営業課長の推しである高機能な成分がふんだんに入った【アンチエイジングコスメ】を毎日使うことは【老化】に導いていると言う点に繋がらないのか??
想像してみて欲しい。
高機能な成分がふんだんにに盛り込まれたアンチエイジングコスメは
言うなれば「タクシー」のようなもの。歩かなくても目的地へ連れて行ってくれるとっても便利なものである。しかしながら、どんな時もタクシーを使い続ける。「近くのコンビニまでもタクシーを使い続ける」そうなれば、どうだろう?お金を散財しつつ筋力も低下させている。
筋力は低下し、思考もちょっとした距離でさえ
「めんどくせーなぁーー。。」と思わせるようになる。これはとても明解にイメージできませんか?
これは身体の機能全てにおいて言えるこではないでしょうか?
では肌細胞で言えることは
◎元々自分で保湿する機能とシステムを持ち合わせている。
◎肌には常に常在菌が発生しその生理活動によって皮脂膜が肌のバリア機能として持ち合わせている。(同時に常在菌もガードマン的役割を持つ)
この2つの機能は既に自分が持ち合わせているポテンシャルとも言える。
先ほど、「高機能な成分がふんだんに盛り込まれたアンチエイジングコスメ」を「タクシーのようだ」と比喩したのは、本来もっている保湿力を使わずに外側から与えられ続ければ、本来持っている保湿力は衰えるばかりだから。 むしろその化粧品には常在菌を一網打尽にする「強い抗菌剤」も入っているだろう…。保湿する力、肌バリアを形成する力も弱まるばかりではないか?というのが筆者の美容理論。
では、肌の保湿力を高める、肌バリアの形成を促すには?というと
ここからは多少めんどくさい理論が含まれるので詳細は講座などにて学んで欲しいのだが、簡単に言えば…。
「自分の持つ力(ポテンシャル)を抑制・阻害させない続けないこと」
に他ならない。筆者はここでも誤解されたくないのが、筆者が唱えている美容学(ビューティロジー)は「高機能成分がふんだんに盛り込まれたアンチエイジングコスメ」を完全否定しているわけではない。そのコスメを毎日ライン使い(洗顔・化粧水・乳液・美容液・クリームなど)することに異議を唱えているのであって、存在やその商品の機能性は素晴らしいものだろうと思う。
バランスで言えば、美容に何を求めているのか?にもよるのだけど
9:1や8:2の割合で活性剤的に少ない割合でしようされたらいかがでしょうか?と提案している。この割合の中には「美容医療」も含まれる。
私は、美容というジャンルでこのような思考の美容家(美容講師)ということが既に異色なのだけども、さらに自然療法や植物療法などのナチュラル・オーガニックな世界観を土台にホリスティックビューティーを啓蒙する活動しているので、「医療美容」とは対局にあると捉えられているが、全くもって可笑しいと感じており。
「医療美容」「ナチュラル美容」も同じだと、考えている。
云うなれば「美容医療」を施すなら土台である身体の免疫を整える「ホリスティックビューティー」という思想を知らないままでは、欲しい結果は得られない。むしろ相互関係にある。
しかし、ホリスティック ビューティーな世界でも、医療美容系の世界でも、結局美容の世界では異色であり、なかなか理解されず誤解され、仲間はずれにされる事も多いのだが、最近は、おかしな事によく声をかけられる。「美容のことなら、ゆきエモン」って聞きました。とお声かかる事もある。
どちらにも属していないようで、どちらとも共合しているこのポジションは、なんとも魚座の筆者らしく、筆者に取ってはとても心地よい世界である。
プレゼンの内容は
弊社は化粧品にフォーカスするよりも、この化粧品をつける「人(人間)」をフォーカスした化粧品です。人は本来保湿する力、肌を外部から守る力を持っています。しかしながら、昨今の化粧品は、高機能過ぎて、人が本来持っている力を引き出すというよりも、時には子供のことい対していつも先回りしててを貸してしまう母親のように、時には近所のコンビニにタクシーで行くように自分の力を怠けさせてしまっている。
そこで弊社は、この本来持っている力をポテンシャルと捉え、このポテンシャルを最高に引き出せるよう、代わりに保湿をさせてあげる。代わりに肌バリアを形成してあげる。ではなく、時には寄り添うようなサポーターとして時には、「できる!君の持つポテンシャルは素晴らしいんだよ!」とコーチングしてくれるような成分を配合した 化粧品です。
なので、「自分の力でキレイになる肌トレーニングコスメです」。と云うような内容を話ました。
このプレゼンの後、ターゲットにしていた会社からはお声がかかりませんでしたが、共感してくださった有名通販会社様から弊社の商品が発売されます。まさかの展開!
人生は面白い。
※B面とは…。昭和のレコードの名残。本来はA面という絶賛売り出しで、売れ線な曲を引き立たせるかのようにマイナーな曲をB面に収録することが多いのだが、思いの外B面扱いであった曲が爆発的ヒット曲になるという意味を込めて。
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