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ちいさなえほんや ひだまり青田さん登場

毎月最終木曜日は青田さんデー📚

2月末にご紹介していただいたのは、こちらの絵本でした。

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『はなのすきなうし』

 文 マンロー・リーフ    絵 ロバート・ローソン  訳 光吉夏弥
岩波書店 800円+税

むかしスペインの国に,花のすきなフェルジナンドという子牛がいました.ある日,5人の見知らぬ男がやってきて,フェルジナンドをマドリードの闘牛場へ連れていきました.(岩波書店HPより)

今年は“丑年”ということで、牛の絵本を用意してくださったのですね🐄

昔のスペインが舞台になっている“闘牛”の話です。

青田さんによりますと、戦前の日本は絵本がほとんど出版されていませんでしたが、戦後1950年代から、一気に絵本が増えたそうです。

戦後の絵本の代名詞といえるものが、大きく分けて2つあります。
ひとつは 「岩波の子どもの本」シリーズ
そしてもうひとつは「福音館のこどものとも」シリーズ

その「岩波の子どもの本」シリーズとして戦後に出版された絵本といえば、『ちいさいおうち』『ちびくろさんぼ』『ひとまねこざる』
そして『はなのすきなうし』(1954年出版)です。  

今は当たり前のように世の中に溢れている絵本ですが、
戦前はそういう楽しみも少なかったのですね…

青田さんも、小さい頃は家に絵本が全然なかったとおっしゃっていました。
でも『はなのすきなうし』は、小学校2年生のときに国語の教科書に載っていたそうです!!

その後忘れていた作品ですが、20代で絵本の販売代理店に勤めているときに再会して、「すごくいい本だったんだなぁ」と感じたのですって😌

青田さんの心に響いたのは、人それぞれの価値観や特徴があるということ。
フェルジナンドが花のにおいをかいで闘わないのは、趣味を持ち、個性に恵まれていたからかもしれませんね。

また、本当の“元気”って何でしょうか?

身体の元気もあれば、自分の好きな時間を楽しむことも“元気”のひとつ。

青田さんが講演会でこの本を朗読すると「うちの子も花の好きな牛です」と言ってくるお母さんが毎回のようにいらっしゃるそうです。

きっと私も、息子が他の子たちと違うことをしていると心配になってしまいますが、その子の個性をしっかりと見守って、できるだけ彼の好きなきなようにさせてあげたいです。

「ちいさまえほんや ひだまり」
住所 札幌市手稲区新発寒6条5丁目14-3
電話番号 011-695-2120
営業時間 午前10時~午後7時
定休日 火水木

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