読了「殺人依存症」櫛木理宇
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息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、
その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む
そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、
実行犯の男達を陰で操る一人の女の存在が
浮かび上がる。彼女は一体何者なのかーー。
息をするように罪を重ねる女と、最愛の家族を
失い死んだように生きる刑事。
二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。
幻冬舎文庫 396ページ
読了カラーイメージ 羊羹色
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以下より、ネタバレが含まれる場合があります。
すごかったー…。
ずーっと灰色の世界にいるような感じで
終わりも全然救われない。
この作品は体力があっても読むのしんどかったので
ある意味で読むの要注意です!
表紙からも感じる、禍々しさからも分かるように
地獄を見せられます💦
だけど、なぜか手が止まらない😅
櫛木さんの作品の不思議さです。
しかし、途中もしかして…と
光を見せるような描き方をされてて
安心しながら読み進めていたのに
エピローグであんな風になるとは…😱
読了後の「え…噓でしょ……」と
力の抜け方が半端なかったです💦
力が抜けすぎて、すぐには感想が
書けませんでした…。
しんどかったー…。
櫛木さんと言えば、映画化もされた
「死刑にいたる病」が有名かと思いますが
あの作品が読めれば大丈夫かと……!
ですが、「死刑に…」が読めなかった
あるいは、読了後がしんどかった
という方にはキツイと思います😅
作品としては面白いので
エグイものがお好きな方はぜひ✨
響いた言葉
「すべての人間に強くあれと言うつもりはない。
弱くたって、ずるくたってかまわん。
だが人は他社に対し、
残酷であってはならないんだ」
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