読了「悪い夏」染井為人
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26歳の守は生活保護受給者のもとを回る
ケースワーカー。同僚が生活保護の売り切りを
チラつかせ、ケースの女性に肉体関係を迫っている
と知った守は、真相を確かめようと女性の家を
訪ねる。
しかし、その出会いをきっかけに普通の世界から
足を踏み外してーーー。
生活保護を不正受給する小悪党、貧困にあえぐ
シングルマザー、東京進出を目論む地方ヤクザ。
加速する負の連鎖が守を凄絶な悲劇へ叩き堕とす！
第37回横溝ミステリ大賞優秀賞受賞作。
角川文庫 378ページ
読了カラーイメージ 消炭色
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この先はネタバレを含む場合があります。
登場人物、全てがクズ！みたいな
評価がされていたのでワクワクしたんですが
守はそうではなかったと個人的には思う。
普通の人が闇落ちする時って、本当に
フッとした時や小さな出来事からだと思うし
まぁ、あそこまで行ったら戻れないだろうなー…。
すごくリアルで読了後の気持ちが重かった💦
テンション、気持ちが下がってるときは
読まない方がいいかも…と思うぐらい😅
でも知らないだけで、これに近い世界線は
なくはないんだろうなー。とも思う。
そう思うと、こういう世界線とは関係なく
今のところ生きている自分にホッとするけど
守みたいにならないか。と問われると自信はない。
闇や悪はいつでも背後から狙ってると思って
気を付けて生きていかなきゃな。と思わされた。
溶けそうな夏になる前に、ぜひドロッとした
この作品をお供にどうぞ(笑)
どうやら映画化もされるらしいので
その前に楽しむのもオススメです✨
