読了「触法少女 誘悪」ヒキタクニオ
母親を殺害し少年院送りになった九子は、
二年足らずで仮退院を迎える、退院の朝、
警視庁の女性刑事が九子を訪ね、同級生だった
井村里実が自殺したと告げる。衝撃を受ける
九子だが、社会に出た彼女を待ち受けていたのは、
さらに想像を超えた世間の反応だった。
贖罪と更正が不充分との批判の一方で、彼女を
偶像化するヲタク集団も活動していた。
九子は里実の死の真相を探る。書下ろし長編推理。
徳間文庫 469ページ
読了カラーイメージ 若紫
以下より、ネタバレが含まれる場合があります。
前作「触法少女」の続編。
「誘悪」っていうサブタイトルが効いてる。
自殺の報道が増えると、自殺者の数が増えるように
きっとこういうこともありえなくはないと思う。
「悪」が「悪」を引き起こすというか
目覚めさせちゃうっていう感じ。
里実の母親の言い分も分からなくもないけど
とは言え、やっちゃいけないことだし
むしろ、きちんと償わせるべきだと思う。
そして、自分自身もね。
それにしても、『9』のメンバーが
濃すぎて個人的には疲れました💦
もうないと思うけど、続編が出ても
個人的にはもうお腹いっぱいかな…😅