読了「噛みあわない会話と、ある過去について」辻村深月
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あなたの「過去」は大丈夫?
美しい「思い出」として記憶された日々ーー。
その裏側に触れたとき、見ていた世界は豹変する。
大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが
結婚するという。だが、紹介された婚約者はどこか
ズレていてーー。「ナベちゃんのヨメ」
国民的アイドルになったかつての教え子が
やってくる。小学校教諭の美穂は、ある特別な
思い出を胸に再会を喜ぶが……。「パッとしない子」
人の心裏を鋭くあばく傑作短編集!
講談社文庫 223ページ
読了カラーイメージ 媚茶(こびちゃ)
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以下より、ネタバレが含まれる場合があります。
大きな展開はどの作品もないんだけど
「した側」「された側」での見え方の違いが
すごくリアルだった。
ある意味、怖い話でもあるかも…😅
全体的に終わり方もスッキリ終わるのではなく
なんかどこか読んでるこちら側に
「さぁ、あなたは?」と託されているような感覚
「ナベちゃんのヨメ」に関しては
佐和のいう通りだと思った!
友達ってだけで、全てのことを
知ってるかのように口出ししてほしくない😑
「ママ・はは」は、こんなことが現実でも
起こったらいいなと思う✨
「パッとしない子」「早穂とゆかり」は
見ているこっちが恥ずかしくなるぐらい
人を見下してるというか、小馬鹿にしてて
こういう人間にはなりたくないもんだな。と
勉強させていただきました。
有名になった途端、連絡してきたり
こういうことをすやつの気が知れないし
読んでて不快だった🫠
「した側」の経験が多い方
心に刺さってくるかもしれません。
自覚がない人、「どちらの側」にもならずの
傍観者には「面白み」が分からないかも!
「された側」は傷をえぐられるかもしれません。
さぁ、あなたはどのタイプでしょう?
色んなゾワゾワする楽しさがあるので
ぜひ読んでみてください✨
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