見出し画像

毎朝ドリップ#041 2024.11.04 明日職場復帰なんだよな~

そうなんだよな~。

半年休んでいたので、もう何が何やらわからなくなっている可能性大!
正直言えば二度と労働したくない!
自由な時間のなかで、家事をして本を読んでnoteを書いて過ごしたい!
それで一生を終えたい!

でもなんか、働かないといけないらしい。
いや、べつに働かなきゃいけないわけではないんだけど、やっぱ、なんとなく、無職でいることって肩身狭いし。

それに、私の生活は完全に資本主義の中に組み込まれているので、何かが欲しいと思ったら、お金を手に入れるしかない。

お金は湧いて出るわけではないので、自分という商品を売って、対価としてそれを得るしかない。


今、マルクス経済学の本を読んでいるんですけど、読み進めている中で、「商品」とか「労働」とか「価値」について考えると、不思議な気持ちになる。

「天才たちの未来予想図」の中で斎藤幸平さんがマルクス経済学を引きながら話を進めているのを読んで、面白かったので勉強したいなと思い、手始めにもう少し詳しい本を読もうと思って、色々買いこんだうちの一冊なんですけど。

もともと、マルクスの「資本論」を読もうと思っていたのだけど、本の分厚さと、語り口の難解さから挫折して、入り口としてこの本を選んだ。

基本的に資本主義批判の本だし、「生活が厳しいよ~」と思っている現状において、「その辛さの原因は資本主義だ!」「資本主義において労働者は搾取の対象だ!」「雇用関係はあたらしい支配制度だ!」と言ってくるような本なので、諸手を挙げて「資本主義を〇せ~~~~~!」と駆け出したくなってしまう。

(かなりばっくりした理解でごめんなさい)
(誰に謝っているんだろう)

資本主義は、
資金を使って商品を手に入れる→それを高くで売る→それによって余剰価値を手に入れる→それを使って商品を手に入れる→それを売る→それによって余剰価値を手に入れる→それを使って商品を手に入れる→それを売る→以下繰り返し
という「運動」のことで、この剰余価値を無尽蔵に増やし続けることが、資本主義の本質らしい。どうやら。少なくともそう理解した。

この余剰価値を増やしていくためには「差異」が必要で、それを生むのが「労働力」らしい。

そして、マルクスに言わせれば、資本主義においては、我々労働力も商品のひとつで、貨幣と等価交換されるものなんだって。

前述の本は3章立てで、第2章までを読み終えた感想がこんな感じ。
後半には、資本家がより多くの稼ぎ(剰余価値)を得るために、労働者に長時間の労働をさせる話とかも出てきて、「それってつまりサビ残やんけ!クソが!」と思わざるを得なかった。

そう思うと。

私が企業に月給20万円で雇用されていたとして、それはつまり私という労働力の商品価値は20万円ということだけど、日々の生産活動の中で、私はいったいいくらの剰余価値を生み出しているんだろうね。

そして生み出した剰余価値のいくらが、私の手元にくるんだろうね。

どうやら、このシステムの中においては、私が生み出したものは、私を豊かにはしてくれないらしい。

じゃあもう全部やめようぜ~!

終わり終わり。
今から全員で山に籠って、畑を耕して、狩猟をして、労働力と土地が商品化されていない社会を築くしかない。


何の話だっけ?
職場復帰したくない話です。

職場復帰はしたくないが、今から山に籠るわけにもいかないので、せめて私の労働が、自分の商品価値を大幅に上回らないようにしたいですね。

エンジンの回転数は低めに。
テイクオフは緩やかに。
できないことはできません。
知らないことは知りません。
定時以降は働きません。土日の電話は取りません。

今まで当たり前のように250%の出力でやってきたけど、もう疲れちゃった。むりで~す。

どこまで出来るか分からないけど、「全部やって確かめりゃいいだろう」って、UVERworldのTAKUYA∞も言ってたでしょ。
やってから考えます。

みなさん良い労働を!Happy Labor!

かしこ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?